[ 農業生物資源研究所トップページ ] [ プレスリリースリスト ]
プレスリリース
平成18年4月13日
独立行政法人 農業生物資源研究所
社団法人 農林水産先端技術産業振興センター
独立行政法人 国際農林水産業研究センター





イネ栽培化の鍵となった脱粒性抑制遺伝子を同定

- 収量増に応用期待 -


 【要約】 【問い合わせ先】 【背景】 【詳細】 【実施研究事業】 【用語説明】


【要約】

    (独)農業生物資源研究所、(社)農林水産先端技術産業振興センター及び(独)国際農林水産業研究センターの研究グループは、共同で、ジャポニカ型イネの栽培化に必要であったと考えられる脱粒性(熟したときに種子が穂から落ち易い性質)を抑制する遺伝子を同定しました。

    さらに、祖先型イネが有していた遺伝子のどの塩基配列に変化が生じたために脱粒性抑制遺伝子へと変化し、それが古代の人間によって選抜を受け、現代のイネに引き継がれたのかを明らかにしました。

    アジアの熱帯圏で広く栽培され、世界の多くの人が主食としているインディカ型イネにおいては、現在でもジャポニカ型イネに比べると脱粒しやすいものが多く、収穫時の脱粒によるロスが収量を減らす原因のひとつとなっています。そのため、インディカ型イネにジャポニカ型イネを交配することにより、今回同定した遺伝子を導入すれば、収量の増加が期待されます。

    この結果は、4月13日付けのサイエンスのオンライン版(Science Express)で発表されます。

【問い合わせ先】
研究代表者農業生物資源研究所 理事長石毛 光雄
研究推進責任者農業生物資源研究所 QTLゲノム育種研究センター長矢野 昌裕
電話:029(838)7135、電子メール:myano@affrc.go.jp
研究担当者農業生物資源研究所 光環境応答研究ユニット
(兼、植物ゲノム研究ユニット)主任研究員
井澤 毅
電話:029-838-7443、電子メール:tizawa@affrc.go.jp
共同研究機関代表農林水産先端技術産業振興センター
農林水産先端技術研究所 研究第一部長
江口 恭三
電話:029-838-2113、電子メール:eguchi@staff.or.jp
共同研究者農林水産先端技術産業振興センター
農林水産先端技術研究所 研究第一部
小西左江子
電話:029-838-7443、電子メール:skonishi@staff.or.jp
広報担当者農業生物資源研究所 広報室長小川 雅文
電話:029-838-7948、電子メール:ogawa@affrc.go.jp

【発表論文】

Science Express
Published Online April 13, 2006 Science DOI: 10.1126/science.1126410 Reports Submitted on February 21, 2006 Accepted on April 6, 2006

An SNP Caused Loss of Seed Shattering During Rice Domestication

Saeko Konishi, Takeshi Izawa, Shao Yang Lin, Kaworu Ebana, Yoshimichi Fukuta, Takuji Sasaki, Masahiro Yano

http://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/1126410v1


【掲載新聞】

4月14日(金)  読売新聞、毎日新聞、朝日新聞、日本経済新聞、日経産業新聞、日本農業新聞、化学工業日報、茨城新聞、常陽新聞
4月21日(日)  全国農業新聞


 [ 農業生物資源研究所トップページ ] [ プレスリリースリスト ]