アグリ・ゲノム研究の総合的な推進 [(旧)食料供給力向上のためのグリーンテクノ計画] ― イネゲノム研究 ―
|
|
|
[Q&Aの目次に戻る] | [前のページ] | [次のページ] |
|
グリーンテクノ計画の研究成果はどのようなものがありますか?(1)
種子数を増加させる遺伝子を単離
ハバタキの穂にはコシヒカリの約2倍の種子がつきます。ハバタキの収量増加に関与する遺伝子はサイトカイニン分解酵素であることが分かりました。このことから、イネの収量にはサイトカイニン量が密接に関与していることが分かりました。その結果、収量を増加させるためには花芽や種子を作る時期にサイトカイニンを増やせば良いことがわかりました。
Science 309,741(2005)
|
|
|
粘膜免疫システムを利用した経口ペプチド発現米の開発
経口ペプチド発現米を食べることによりアレルギーの発症を抑えることを目的として、研究を行っています。ネズミを用いた実験ではペプチドワクチン米を投与したところ、抗体の量が減少しました。このことから、経口投与によりアレルギー反応を抑える可能性が示されました。スギ花粉ペプチド発現米は現在、隔離圃場で栽培実験が行われています。
Proc. Natl. Acad. Sci. USA 102,17525 (2005) 2005 年度 PNAS引用回数で17位
|
|
ペプチド発現米をネズミに投与するとアレルギー反応が抑えられました |
|
|
|
[Q&Aの目次に戻る] | [前のページ] | [次のページ] |
ページトップへ戻る▲
|
Copyright (C)National Institute of Agrobiological Sciences.
All rights reserved.
|