アグリ・ゲノム研究の総合的な推進 [(旧)食料供給力向上のためのグリーンテクノ計画] ― イネゲノム研究 ―
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多様性ゲノム解析研究(〜平成19年度)
(略称:多様性ゲノム、GD) |
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受賞(2008/04/09)
多様性ゲノムの課題担当者が平成20年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞しました。
受賞者の担当課題番号、氏名、所属および受賞対象業績は下記の通りです。
・多様性ゲノムGD1002: 伊藤剛(農業生物資源研究所)
「大規模ゲノムアノテーションに基づくゲノム情報有用化の研究」
[平成20年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞 受賞者一覧]
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論文(2007/12/19)
多様性ゲノム(GD2005)の研究成果が Breeding Science 誌に発表されました。
[Breeding Sci. (2007) 57: 281-288]
茨城大学・鹿児島大学・明治大学
多様性ゲノム(GD2003)の研究成果が Breeding Science 誌に発表されました。
[Breeding Sci. (2007) 57: 331-337]
名古屋大学他 |
お知らせ(2007/9/3)
植物の生殖過程で働くRNAサイレンシング遺伝子の第一号をイネで発見
多様性ゲノム(GD2002)の成果として、Plant Cell誌に発表されました。[PubMed]
国立遺伝学研究所、農業生物資源研究所 |
論文発表(2007/9/3)
多様性ゲノム(GD2006)の研究成果が Theor Appl Genet.誌に発表されました。[PubMed]
福井県立大学、他 |
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ムギ類を初めとするイネ科の作物の間には、遺伝子の配置の相似性 (シンテニー)が存在しています。本プロジェクトにおいては、これらのイネ情報・遺伝資源などを活用して、イネとムギを遺伝子・ゲノム・表現形質のレベルで比較し、ムギ育種に役立つ遺伝子の効率的な単離を目指しています。イネについては、現在の栽培イネへの進化の過程で失った多様な遺伝子資源の発見とその育種での応用を目指して、栽培イネと野生イネの遺伝子・ゲノム比較、および交雑阻害要因である、様々な生殖隔離機構の解明とその克服を目指して研究を行っています。
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1.研究目的
イネ科作物の有用遺伝子の単離・解析を加速させるとともに、遺伝子プールの拡大を通じてゲノム育種の効率化をはかる。
2.達成目標
イネゲノムプロジェクトの成果を利用したムギ類の比較ゲノム解析によって、農業形質にかかわるムギ類遺伝子の機能やネットワークを解明する。
イネの生殖的隔離にかかわる様々な機構を解明し、育種の材料となるイネのジーンプールを拡大する。
3.研究内容
イネゲノム情報及びリソース(ゲノム塩基配列・連鎖地図・cDNA・プロテオーム・破壊遺伝子など)を活用して、イネとムギを遺伝子・ゲノム・表現形質のレベルで比較することによってムギ類の形質遺伝子の機能解明を行い、ムギ育種に役立つ遺伝子の効率的な単離を目指す。イネゲノムの成果を利用して栽培イネから野生イネに及ぶ多様なイネ間の雑種不稔・種分化のメカニズムを解明し、異種遺伝子によるイネ栽培種の改変への応用を目指す。
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