16.蚕試式定繊度感知装置(1955)

1.従来の繊度の管理方法は繰糸繭粒付数を指標とした定粒繰糸法であって、常時作業者が繭粒付数を監視する必要があった。定繊度感知器の開発により繊度の管理技術は規格化され、繊度成績の向上と繭粒付監視作業の低減が図られた。

2.自動繰糸機に設置された本装置は、ゲージ板で作られた一定の間隙に間欠的に生糸を挿入し、ゲージガラスと生糸との接触摩擦力で生糸の太さの変化を感知し、新しい繭の補給が必要な場合には接緒機構と連動して繭の補給を自動的に行い、繊度の管理を行うものである。


繊度感知器 特許:第218534 発明者:大木定雄 公告年月日:1955年9月17
 円形の硝子2枚でゲージ板をはさみ、これと指示杆とを一体にネジ止めしてなる繊度感知器において、指示杆の形状をL字形とし、糸条が目的繊度より太い時は指示杆は上向に旋回し、細まると下向するようにし、この杆が上向の位置の場合は下向の場合より旋回を大にするようにした。


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