25.自動機による繭検定(1965)

蚕糸試験場繭検定研究室・農林省蚕糸局繭糸課(1965)繭検定自動繰糸機による検定繰糸法.

1.自動機による繭検定法の概要

 ()検定供用繭は受検荷口の数量によって次表の数量を採取する。


  区  別
 

 荷 口 数 量

検 定 供 用 数 量

生  繭

乾  繭

生  繭

乾  繭

第 1 区

100kgまで

40kgまで

2.5kg

1.0kg

第 2 区

4000kgまで

1600kgまで

4.0kg

1.6kg

第 3 区

 8000kgまで 

3200kgまで 

 6.0kg 

2.4kg

  繰糸供用繭は検定用繭から選除繭を除いた数量の100分の40(ただし、荷口数量第1区のものは100分の64)とし、第1区および第2区のものはこれを2等分、第3区のものは3等分して繰糸検定を行う。

 ()選除繭歩合の検定は、供用繭全部につき、玉繭その他繰糸に適さない繭を一定の標準で選除し、その選除繭の検定供用繭に対する重量歩合を算出し、百分比例で成績を表す。

 ()繰糸検定は、繰糸供用繭を煮繭したのち、目的繊度21デニールの繊度感知器を使用して繰糸速度1分間135メートル・6緒繰糸を行い、次に示す繭の特性値について検査する。

  @繭糸長:繰糸して得た生糸の長さ(メートル)に平均繭粒付数(繰糸の数5分ごと各緒の繭粒付数を調査し、その総和平均値)を乗じて得たものを繰糸した繭の粒数で除した値をもって表す。
  A解舒率:繰糸の際における繭1粒の平均接緒数の逆数を算出して、繭の粒数で除した数値を以て表す。
  B繭糸繊度:繰糸により得た生糸の正量(グラム)の数値をその糸長の数値で除したものに9,000を乗じて、これを平均繭粒付数で除した数値をもって表す。
  C生糸量歩合:繰糸により得た生糸の正量(グラム)の100分の40(荷口数量の第1区のものにあっては100分の64)で除して百分比例で成績を表す。

 ()繭の品質は繭糸長と解舒率の成績を総合評価して、優等格、1等格、2等格、3等格、4等格のいずれかの等級に格付する。

(蚕糸試験場繭検定研究室 小河原貞二、井上和也、浅原ちさみ)


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