33.簡易条払い機の完成(1969)

竹内好武、石川誠男(1971)簡易条払機.新しい技術 第8集[蚕糸:51-52

1.本機は縦155cm、横89.5cm、高さ70cmの鉄製4脚の外枠と枠内上面で、約3.5cmの上下振幅と約1.2cmの水平振幅の複合をもって振動する熟蚕払い落とし用のふるい板からなり、ふるい板は径5mmのビニールパイプに細いピアノ線を通し、140cm×80cmの枠に網目約19cm×cmとなるように張ったものである。

2.動力は1/4馬力モーターで、プーリーを経て減速し、ふるい板を支えるアームに伝達し振動させる。ふるい板の下方両側には、中央部に向って傾斜する受け板があり、払い落とされた熟蚕は本機の中央部下方に集められる。なおふるい板の一端には網上の条桑の落下を一時止めるために、櫛状の倒起自在のつい立(廃条受け)を備えているほか、本機にかける熟蚕付着条桑を乗せ、そこから少しずつふるい板に条を送り出すための条のせ台および条桑が長い場合にも使用できるための側板を設け、着脱ができるようにしてある。

3.本機は一定場所に固定して用いるが、移動を必要とする場合は2人で持ち運び可能である。

4.手作業で条払いを行っていた時には14人前後を雇用していた農家が、この機械を導入することにより、5〜7人の雇用を節約できた。


 研究成果の目次に戻る