38.幼若ホルモンによる繭重増加法(1971)

Akai,H. and Kiguchi,K. (1971) Increased accumulation of silk protein accompanying JH-induced prolongation of larval life in Bombyx mori L. (Lepidoptera: Bombycidae). Appl. Ent. Zool. 6(4): 218-220

1.幼若ホルモンをカイコの5齢幼虫に投与することによる幼若期の延長と絹蛋白の増量の可能性を検討した。

2.その結果、5齢前半期におけるホルモンの投与は食桑期間を延長させ、熟蚕体重、全繭重および繭層重の増加をもたらすことが明らかとなった。

3.ホルモンを投与した幼虫の絹糸腺における核酸および絹蛋白の合成活性をオートラジオグラフィーによって調べたところ、ホルモン投与蚕においてはそのDNA合成期間が延長し、RNA合成はホルモンの投与と同時に顕著な増量を示し、その合成活性は対照蚕に比し明らかに延長 した。

4.フィブロイン合成については、対照蚕の合成が終わった後においても、ホルモン投与蚕ではグリシンの強い取り込みがみられた。


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