55.桑葉収穫機(1981)

岡部 融、市川 明、角田文雄、小林 亨(1981) 桑葉収穫機.特許・実用新案 昭56-184951
岡部 融、市川 明、角田文雄、小林 亨(1982)新しい技術 第20集:202-206

1.本機はゴムクローラ車輪を備えた車体上に条桑切断部、搬送部、こき取部、枝細断部等を順次一列に配置し連動させたもので、搬送部下に株直し丸鋸を、また、枝細断部上に容器積み台、機体前方左側部に桑葉積載台を付設したものである。

2.本機は桑園の株畦をまたぎながら進行し、立毛の条桑を2段の条桑抱え込みゴムベルトで抱え、2組のロータリ刈刃によって条桑を地上50cmで刈取る。刈取られた条桑は搬送部下段にある搬送タインと、その上部前方に設けた反転ローラとによって前に倒され、基部からこき取部に達し、こき取部ではこきドラムに装着してある硬質ゴムこき爪と、ドラム面に装着してあるVベルトとによって下部と両側の葉・新梢がこき落され、上向きの葉はドラム後方上部にある羽根車によってこき落される。

3.また、先端の梢葉はこきドラムに巻きこまれたところを先端切断カッタによって切り落される。落ちた葉・新梢は回収ホッパーでこき取部下段に集まり、桑葉排出用のオーガによって桑葉排出口から押し出される。

4.押し出された葉はここでダンボール箱・袋等に人力で15kg程度ずつ収納し、機上の桑葉積載台に積み上げる。積載台にはダンボール箱等が1段で8個積めるようになっており、収穫と同時に畦間搬出される。

5.一方、枝は枝細断部に送られ、シリンダカッタで3〜6cmに切られて機外に排出されるが、排出口を下部に設け、網袋をセットして回収可能になっている。また、条桑を刈取ったあと株に残る条桑は、株直し丸鋸によって地上4355cmの範囲に切戻し(株直し)が刈取と同時に行える等の機構を備えている。


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