119.ドウガネブイブイの性フェロモン成分の化学構造(1991)

Leal, W. S. (1991) (R,Z)-5-(-)-(Oct-1-enyl) oxacyclopentan-2-one, the sex pheromone of the scarab beetle Anomala cuprea. Naturwissenschaften 78: 521-523

Leal, W. S., F. Mochizuki, S. Wakamura and T. Yasuda (1992) Electroantennographic detection of Anomala cuprea Hope (Coleoptera: Scarabaeidae) sex pheromone. Appl. Entomol. Zool. 27(2): 289-291

1.雌の匂いを空気捕集法によって抽出し、抽出物を雄成虫に示したところ、交尾器を出すなどの前交尾行動が観察されたことから、性フェロモンの存在を確かめた。

2.生物電気検出器を装着したガスクロマトグラフ(GC-EAD)を用いて分析したところ、雄の触角が特異的に反応を示す成分の存在が確認された。この成分は、ガスクロマトグラフ直結質量分析計(GC-MS)や同赤外分光分析計(GC-IR)、原子発光検出器装着ガスクロマトグラフ(GC-AED)などを用いた化学分析ならびに立体特異的有機合成と光学異性体分割カラムを用いたガスクロマトグラフ分析によって(R,Z)-()-1-(oct-1-enyl)oxacyclopentane-2-oneであることを明らかにした。

3.室内に設置した小型風洞内において雄成虫が合成性フェロモンを含ませた濾紙片に対して繰り返し接近する行動が観察された。

※レアル・バスター・スアレス「ドウガネブイブイの性誘引剤」(特許公開:H6-1572061994年6月3日)


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