120.カイコセクロピン型抗菌蛋白質BcDNAの単離と構造解析(1991)

Taniai, K., Y. Kato, H. Hirochika and M. Yamakawa (1992) Isolation and nucleotide sequence of cecropin B cDNA clones from the silkworm, Bombyx mori. Biochim. Biophys. Acta 1132: 203-206

1.カイコの主要な生体防御蛋白質のひとつであるセクロピン型抗菌蛋白質BcDNAを単難し、塩基配列を決定した。これまでに成熟蛋白質のアミノ酸配列は報告されていたが、今回シグナルペプチドやプロセシングによって除かれるアミノ酸が明らかになった。

2.また大腸菌を注射した5匹の幼虫の脂肪体から作製したライブラリーから、塩基配列の異なる4種類のセクロピンBcDNAクローンが得られ、遺伝的多型あるいは遺伝子ファミリーの存在が示唆された。

3.さらに、3’非翻訳領域は極めてATに富むことが特徴的で、その中には、一時的に合成された後速やかに消失する蛋白質遺伝子に見られるATTTA配列が数カ所あり、mRNA崩壊の調節に関与していると考えられた。


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