123.ハイブリッドシルクのバルキー加工技術(1992)

高林千幸、伊坪友子、宮崎栄子、彦部孝吉(1992)賦形法によるハイブリッドシルクの嵩高加工.製糸絹研究発表集録 第40回:80-81

1.ハイブリッドシルクを幅広い用途へ展開するため、その嵩高加工方法を開発した。

2.賦形法による嵩高加工:ハイブリッドシルクを用途に応じて任意の太さに合撚した後、フィールドローラーによって送り出し、歯形形状の金属と樹脂で構成した賦形ローラーで圧接することにより、その間で生ずる静電気で糸条を開繊させながらバルキー性を付与しコーンに巻取る。その後、熱処理によってパーマネント加工を施す。

3.加工糸の形態および特徴:嵩高加工したハイブリッドシルクは処理前のものに比べ2倍以上のバルキー性を示し、糸条は柔らかく弾性に富む性質を示す。

4.製品化:これまで開発した製品はセーター類、スカーフ、ブラウス等であり、いずれもこれまでのハイブリッドシルクにない特性が発揮され、差別化素材として高い評価を得ている。

※高林千幸、彦部孝吉、宮崎栄子(1995)ハイブリッドシルクのバルキー加工技術の開発.日本蚕糸学雑誌 64(2)179-183


 研究成果の目次に戻る