139.カイコにおけるヒト成長ホルモンの生産とその性状(1994

Kadono-Okuda, K., M. Yamamoto, Y. Higashino, K. Taniai, Y. Kato, S. Chowdhury, J. Xu, S.-K. Choi, M. Sugiyama, K. Nakahima, S. Maeda and M. Yamakawa (1995) Baculovirus-mediated production of the human growth hormone in larvae of the silkworm, Bombyx mori. Biochem. Biophy. Res. Comm. 213(2): 389-396

1.ヒト成長ホルモンcDNAをカイコ核多角体病ウイルスベクターに組み込み、トランスファーベクターを構築した。

2.カイコ培養胞BmN4細胞にトランスファーベクターおよび野生型ウイルスDNAを導入し、リコンビナントウイルスを選抜した。

3.リコンビナントウイルスをカイコ5齢幼虫に接種し、ヒト成長ホルモンの産生を経時的に調べた。体液1ml当たり400μgの同ホルモンが確認された。

4.カイコ体液よりヒト成長ホルモンをSep-Pack C18HPLCにより精製し、その分子量をイオンスプレーマススペクトルで測定、 さらにN末端のアミノ酸配列を決定した。

Phe-Pro-Thr-Ile-Pro-Leu-Ser-Arg-Leu-Phe-Asp-Asn-Ala-

5.ヒト成長ホルモンの活性をラットNb2 Node lymphoma細胞を用いて調べたところ天然型のものと差がないことが確認された。


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