151.シルクレザー(1995)

坪内紘三、今井恒夫(1995)「シルクレザー」について.製糸絹研究発表集録 第43集:97-98

1.既に開発した絹微粉末をポリウレタン系の塗料と混合し、これをスプレー方式で塗布したところ、ドライな手触りで、レザータイプの高級感を与える塗料素材が得られ、これをシルクレザーとした。

2.プラスチック表面に塗布したシルクレザーは粉末の混入を感じさせず、手触りはドライタッチで、レザータイプの高級感を与える素材となった。

3.粉末が小さいと擬集しやすいので、絹粉末の塗料への混入は粉末を均一に分散することが重要である。粉末の割合としては30%程度までと考えられる。

4.塗布されたシルクレザーの表面形態には粉末間に隙間がある。これは絹粉末の固さとスプレー方式で塗布したことによる効果であり、触れたとき皮膚から発散する水分はこのような隙間や絹粉末自身の吸放湿の効果も加わって、ドライな感じを与える。また、表面の凸凹が一般のペイントのような鏡面反射を抑えている。

※「シルクレザー」「SILKLEATHER」(商標登録:40506401997年8月29日)


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