175.絹フィブロインフィルムを素材とした細胞培養床(1997)

坪内紘三(1998)絹フィルムを素材とした細胞培養床.蚕糸昆虫研ニュース No.394

1.絹糸を溶解、透析した後に、フィブロインのα型、β型およびアモルファスの分子形態を示すフィルムを作成し、この3種のフィルムをそれぞれの細胞培養容器の床に無菌状態でコーティングした。

2.これらの細胞培養容器でヒト表皮角化細胞(ケラチノサイト)を培養し、細胞の形態変化を観察したところ、一般に使用されているポリスチレン培養床と比較して、絹フィブロイン培養床では、培養床表面への細胞の付着、増殖が均一であるとともに、細胞相互の接着性、細胞層成長の伸展性等において極めて優れている。

3.3種の分子形態の中でα型(分子はヘリックス構造)絹フィブロインフィルムは表皮細胞培養床として最も優れている。

※坪内紘三、高須陽子、山田弘生「表皮細胞増殖活性化素材」(特許登録:30941252000年8月4日)


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