196.繭糸を原料とする平面絹“プレスド・シルク”(1999)

高林千幸、宮崎栄子、中島健一、中村邦子、寺本英敏、味澤宏重(2001)平面絹“プレスドシルク”の開発とその製品化.日本シルク学会研究発表要旨集録 第49回:114-115

1.煮熟繭から解離された繭糸11本を分離した状態で乾燥しながら繰糸した繭糸束(シルクウェーブ)を原料とし、繭糸11本がランダムでしかも平面状になるように広げ、それに適度の水分を与え、繭糸の保有する粘着性のセリシンを膨潤軟和したのちに140℃でプレス加工することにより、平面絹“プレスド・シルク”が形成される。

2.シルクウェーブを繰製する際に、通常の白い色の繭や繭色に特徴のある黄繭・笹繭・紅繭あるいは天蚕等を用いることにより、これら天然の色をそのままインテリア製品とすることができる。

3.平面絹は、インテリア製品としてランプシェード(写真)、襖紙、障子紙、タペストリー等への利用や、空気清浄用フィルターあるいは工業用フィルター等へ利用できる。


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