第2部 主な試験研究成果

 〜1945年(1〜10)  1945年〜1959年(11〜17)  1960年〜1964年(18〜24)  1965年〜1969年(25〜35)
1970年〜1974年(36〜45)  
1975年〜1979年(46〜51)  1980年〜1984年(52〜65)
1985年〜1989年(66〜100)
  
1990年〜1994年(101〜146)  1995年〜2000年(147〜208)

T.〜1945年
  1.生殖器による蚕児の雌雄鑑別(1904)
  2.一代雑種利用の提唱(1909)
  3.一代雑種の配布開始(1914)
  4.絹糸の形成について(1916)
  5.沈繰製糸試験成績(1916)
  6.蚕卵の化性の解明(1918)
  7.蚕室におけるフォルマリンガス消毒(1918)
  8.蚕卵の人工孵化法(1924)
  9.W染色体に優性雌性因子が存在する(1933)
 10.蚕の斑紋による雌雄鑑別法(1941)

U.1945年〜1959年
 11.春用蚕品種「日122号×支122号」(1949)
 12.「国桑第20号」、「国桑第21号」、「国桑第27号」(1949)
 13.桑胴枯病の伝染発病機構の解明と防除法(1950)
 14.蚕の卵色による雌雄鑑別法(1951)
 15.夏秋蚕用蚕品種「日124号×支124号」(1955)
 16.蚕試式定繊度感知装置(1955)
 17.夏秋蚕用蚕品種「日122号・日124号×支115号・支124号」(略称2454)(1957)

V.1960年〜1964年
 18.桑の新梢挿し木法(1957)
 19.人工飼料による全齢飼育(1960)
 20.自動繰糸工程管理技術(1961)
 21.人工飼料による蚕の無菌飼育(1961)
 22.桑古条マルチング挿木法(1963)
 23.蚕の伝染性軟化病ウイルスに関する研究(1964)
 24.玉糸自動繰糸機の完成(1964)

W.1965年〜1969年
 25.自動機による繭検定(1965)
 26.核多角体病ウイルスに対する蚕の感受性増大の要因(1966)
 27.桑の新品種 「かんまさり」「あさゆき」「ふかゆき」「わせみどり」「あつばみどり」(1966)
 28.限性蚕品種「日131号×支131号」(1967)
 29.蚕微粒子病の集団検査法(1967)
 30.桑萎縮病病原(マイコプラズマ様微生物)の発見(1967)
 31.脱皮ホルモンによる蚕の熟化促進(1968)
 32.蚕種研究の集大成(1969)
 33.簡易条払い機の完成(1969)
 34.蚕の麹かび病菌に関する研究(1969)
 35.ケミカルコントロールによる上蔟作業の簡易化(1969)

X.1970年〜1974年
 36.桑の新品種「しんいちのせ」(桑農林1号)(1970)
 37.稚蚕用螺旋循環式飼育装置(1971)
 38.幼若ホルモンによる繭重増加法(1971)
 39.蚕ウイルス性軟化病の早期診断・蛍光抗体法(1971)
 40.蚕卵の長期間保存法の研究(1972)
 41.桑の新品種「ゆきしのぎ」(桑農林2号)(1972)
 42.クワのカルス培養(1973)
 43.繭検定用新型自動繰糸機(1973)
 44.蚕の人工飼料による大量飼育(1973)
 45.蚕の新しい軟化病ウイルス(1973)

Y.1975年〜1979年
 46.麹かび病菌の簡易検出法(1975)
 47.四輪トラクター用土壌消毒機(1975)
 48.桑の新品種「ゆきしらず」(桑農林3号)(1976)
 49.桑の新品種「みなみさかり」(桑農林4号)(1976)
 50.野蚕糸を用いた複合絹織物の試織(1977)
 51.春蚕用蚕品種「日140号×支145号」(1979)

Z.1980年〜1984年
 52.カイコからの新微胞子虫の分離(1980)
 53.原蚕の人工飼料育における飼育標準表の作成(1980)
 54.桑園における太陽エネルギーの効率的利用(1980)
 55.桑葉収穫機(1981)
 56.桑の新品種「しんけんもち」(桑農林5号)(1981)
 57.桑の新品種「ときゆたか」(桑農林6号)(1981)
 58.桑の新品種「はやてさかり」(桑農林7号)(1981)
 59.桑の組織培養法(1982)
 60.不良繭自動選別機(1982)
 61.伸縮・嵩高性絹糸(1982)
 62.桑の新品種「あおばねずみ」(桑農林8号)(1983)
 63.抗幼若ホルモンによる蚕の発育と繭糸の制御(1984)
 64.桑園における有機物施用基準の策定(1984)
 65.蚕の培養細胞株の作出(1984)

[.1985年〜1989年
 66.画像処理による生糸繊度の計測システム(1985)
 67.洋装用複合絹糸(ハイブリッドシルク)(1985)
 68.糸故障自動修理装置(1985)
 69.微粒子病病原虫の新しい同定法(1985)
 70.新染色法「シリカ染」(1985)
 71.網状複合生糸の製造法(1986)
 72.天敵微生物によるキボシカミキリの防除法(1986)
 73.多収性蚕品種「翔萌」(日02号×中02号)(1986)
 74.桑の新品種「おおゆたか」(桑農林9号)(1986)
 75.新染色法「ギブス染」(1987)
 76.人工飼料による原蚕の飼育標準技術(1987)
 77.春蚕用蚕品種「大鷲」(1987)
 78.細繊度蚕品種「あけぼの」(1987)
 79.テンサンフィブロイン遺伝子のクローニングと構造解析(1987)
 80.白・紫紋羽病拮抗菌の簡易検定法「培養寒天重置法」(1987)
 81.カイコ培養胚からの個体回収技術(1988)
 82.新しい短繊維素材「スパンロウシルク」(1988)
 83.クワ赤渋病菌レースの分布と抵抗性クワ属植物の検索(1988)
 84.脱皮ホルモンによる不吐糸蚕の吐糸誘導技術(1988)
 85.精巣・卵巣の凍結保存法(1988)
 86.稚蚕人工飼料育における光線管理技術(1988)
 87.新病原クワ輪斑病菌の生活史と代謝植物毒素(1988)
 88.凍霜害を誘導する氷核活性細菌の特性(1988)
 89.密植桑園の畦交互伐採による増収技術(1988)
 90.フィブロイン産生に関与するtRNAとtRNA遺伝子の解析(1988)
 91.桑の新品種「みつしげり」(桑農林10号)(1988)
 92.桑の発芽予測プログラム(1989)
 93.結束型桑収穫機(1989)
 94.クワのGUS遺伝子の導入(1989)
 95.昆虫ホルモン利用による蚕の自然上蔟法(1989)
 96.カイコ初期胚への微量DNA注入装置(1989)
 97.大型絹糸昆虫タサールサン用人工飼料(1989)
 98.春蚕用蚕品種「日137号×支146号」(1989)
 99.太繊度蚕品種「さきがけ」(1989)
100.桑の新品種「ゆきまさり」(桑農林11号)(1989)

\.1990年〜1994年
101.ニット用素材−異収縮性絹糸−(1990)
102.カイコ濃核病ウイルス抵抗性遺伝子nsd-1の座位(1990)
103.紫外線レーザー照射法によるカイコ卵の発生予定域図(1990)
104.カイコ核多角体病ウイルスベクター系の構築と外来遺伝子の発現(1990)
105.春蚕用蚕品種「黄白」(1990)
106.広食性蚕品種「あさぎり」(1990)
107.簡易調製低コスト人工飼料「ペレット飼料」(1991)
108.広食性蚕用人工飼料(1991)
109.簡易蚕上蔟ネット(1991)
110.気体透過性絹蛋白質膜の新用途開発(1991)
111.自動繭検定システムの確立(1991)
112.桑葉への紫外線照射がカイコの摂食に及ぼす影響(1991)
113.吸汁性昆虫ハゴロモによる萎縮病クワ師管液の採取とMLO粒子の検出(1991)
114.太繊度蚕品種「ありあけ」(1991)
115.低コスト人工飼料育用蚕品種「しんあさぎり」(1991)
116.桑の新品種「みつみなみ」(桑農林12号)(1991)
117.桑の新品種「たちみどり」(桑農林13号)(1991)
118.回転培養方式による昆虫細胞の大量培養(1991)
119.ドウガネブイブイの性フェロモン成分の化学構造(1991)
120.カイコセクロピン型抗菌蛋白質BのcDNAの単離と構造解析(1991)
121.サクサンフィブロインの一次構造(1992)
122.カイコ核多角体病ウイルスp10様遺伝子を用いたバキュロウイルスベクター(1992)
123.ハイブリッドシルクのバルキー加工技術(1992)
124.蚕の上蔟装置(1992)
125.絹蛋白質の酵素固定化担体としての利用(1992)
126.桑の新品種「ゆきあさひ」(桑農林14号)(1992)
127.桑の新品種「ひのさかり」(桑農林15号)(1992)
128.桑の新品種「はちのせ」(桑農林16号)(1992)
129.新実験昆虫エビガラスズメの通年飼育体系(1992)
130.複合樹脂加工剤による絹織物の防しわ・黄変防止加工法(1993)
131.高強度絹糸の作出(1993)
132.「綿蚕」紡績糸による洋装用新衣料素材(1993)
133.紫外線照射による桑炭そ病潜在感染の早期診断(1993)
134.カイコのゲノムからのDNA多型を示すクローンのスクリーニング法(1993)
135.広食性蚕品種「はばたき」(1993)
136.カイコセクロピンBの植物病原細菌に対する増殖抑制効果(1993)
137.ウンカ類の酵母様共生微生物の分子分類(1993)
138.RAPD法によるカイコの系統分類(1994)
139.カイコにおけるヒト成長ホルモンの生産とその性状(1994)
140.絹フィブロイン結晶性微粉末の新しい製造法(1994)
141.シルクトウ紡績糸(1994)
142.夏秋蚕用蚕品種「新山彦」(1994)
143.桑の新品種「わせゆたか」(桑農林17号)(1994)
144.キボシカミキリの接触刺激性の性フェロモン(1994)
145.昆虫の脳神経活動の高時空間分解能解析のための光学的多点計測システム(1994)
146.カメムシ類とその天敵寄生蜂の交信物質(1994)

].1995年〜2000年
147.カイコの分子マーカーによる高密度連鎖地図(1995)
148.PCRによるカイコのキサンチン脱水素酵素遺伝子のクローニングと全塩基配列(1995)
149.鱗翅目昆虫の人工授精法(1995)
150.カイコの蛹脱皮殻からの水溶性キチンの調製(1995)
151.シルクレザー(1995)
152.カイコの脱皮ホルモン受容体cDNAのクローニング(1995)
153.夏秋蚕用蚕品種「梓」(1995)
154.トノサマバッタのアルビノ系統を利用した体色誘導ホルモン生物検定法(1995)
155.タイワンキドクガの卵寄生蜂の寄主探索におけるカイロモン(1995)
156.寄主植物の化学防御に対抗する昆虫消化液中グリシンの役割(1995)
157.ヤマトシロアリのセルラーゼの精製と特性(1995)
158.カイコvasa様遺伝子の発現(1996)
159.カイコ腸内での植物葉面細菌の定着と細菌間の遺伝子伝達(1996)
160.絹タンパク質を素材とする抗血液凝固物質(1996)
161.カイコにおける尿素態及びアンモニア態窒素の特異な代謝経路(1996)
162.布団綿用シルクウェーブ(1996)
163.ネットロウシルク自動繰糸機構(1996)
164.濃核病ウイルス1型非感受性品種「大成」(1996)
165.極細繊度蚕品種「改良しんあけぼの」(1996)
166.桑品種「みつさかり」(桑農林18号)(1996)
167.青紫色素を生産する微生物の分離と色素の利用法(1996)
168.ヒラタケから分離された非病原細菌によるキノコ腐敗病の防除(1996)
169.ハリクチブトカメムシの捕食行動の化学的解発因(1996)
170.アルカロイド医薬物質としての昆虫性フェロモン(1996)
171.蚕遺伝資源データベース(1997)
172.カイコのキサンチン脱水素酵素欠失型突然変異における皮膚の着色と妊性の回復法(1997)
173.細繊度・広食性蚕品種「ほのぼの」(1997)
174.極細繊度蚕品種「はくぎん」(1997)
175.絹フィブロインフィルムを素材とした細胞培養床(1997)
176.絹糸を利用した人工腱・靭帯用素材(1997)
177.絹を利用した吸水・保水性材料(1997)
178.人工葉を用いたエビガラスズメの屋内採卵法(1997)
179.酵素免疫測定法を用いたエクジステロイドの定量法(1997)
180.昆虫起源セルラーゼの遺伝子構造(1997)
181.チャバネアオカメムシから分離した新規ピコルナ様ウイルスの性状(1997)
182.カイコのBACライブラリー(1998)
183.カイコ卵への外来遺伝子の微量注射による形質転換体(トランスジェニックカイコ)の作出法(1998)
184.サクサンフィブロインの遺伝子構造(1998)
185.昆虫ポックスウイルス封入体による核多角体病ウイルスの感染力の増進(1998)
186.暖地向き密植用桑品種「せんしん」(桑農林19号)(1998)
187.果実採取に適した桑系統「FRM-01」(1998)
188.カイコ脱皮ホルモン受容体(BmEcR)の脱皮、変態過程における発現(1998)
189.繭糸から直接作製するインテリア用の絹新素材(1998)
190.抗菌蛋白質カブトムシディフェンシンの蛋白質工学的改変(1998)
191.PCR-RFLPによるヒメハナカメムシ類の種の識別(1998)
192.カイコ体液に反応して形態変化するカイコ胚由来培養細胞株(1999)
193.脱皮ホルモン生合成を抑制するカイコ新規神経ペプチド(1999)
194.硫酸化絹フィブロインの抗血液凝固機構(1999)
195.絹の超微粉末化と化粧用素材化(1999)
196.繭糸を原料とする平面絹“プレスド・シルク”(1999)
197.生糸またはハイブリッドシルクを用いたシルクブラシ類(1999)
198.再生研究の新しいモデル実験動物ヤマトヒメミミズ(1999)
199.メチオニンに依存しないウイルス外被蛋白質遺伝子翻訳開始機構(1999)
200.植物が植食性昆虫から身を守る新たな化学メカニズム(1999)
201.昆虫ポックスウイルスを利用した遊離核多角体病ウイルスのカイコへの経口接種法(2000)
202.硫酸化絹フィブロインの抗HIV活性(2000)
203.絹を利用した骨結合性材料(2000)
204.マルチプライマーPCR法を用いた新しい微粒子病検査法(2000)
205.温暖地向き密植機械収穫用品種「なつのぼり」桑農林20号(2000)
206.強力な異性体分離能を持つキラルカルボン酸の開発(2000)
207.昆虫抗菌性蛋白質改変による抗炎症ペプチドの作出(2000)
208.培養細胞を用いたウォルバキアの培養(2000)

「蚕糸試験場、蚕糸・昆虫農業技術研究所で育成された蚕品種名の付け方」および「第2部 主な試験研究成果についての解説」


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