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Subject: [silkmail:5] Re: ラオスの絹 <高林千幸> 2001/06/20

今井恒夫 さんは書きました:
> 先だって、5月25日の朝日新聞夕刊に「風はらんだ輝き 黄金の繭から」とい
>う小さな記事が載りました。
> “ラオス北部のルアンナムタ県トンチャイタイ村では、人々は高床式の竹の家
>に住み、床下で蚕を飼い、糸車をまわし、必要なだけの衣類を作っている。古い
>原種の蚕は黄金色で繭は小さいが独特の風合いと風をはらんだような輝きがあ
>る”というような記事でした。
> この絹を使った服の展示が東京世田谷の玉川高島屋で開かれるということで見
>に行ってきました。会場は服の展示だけで繭や糸の展示はなかったので、この繭
>が何なのかは正体を突き止めることはできませんでした。昔、扱ったことのある
>「カンボージュ」のようなものかと想像しているのですが、どなたか“ラオスの
>黄金色の繭”の正体をご存じでしょうか?
> 記事から想像すると糸を紡いで布を織っているのだと思われますが、カンボー
>ジュのようなボコボコの繭だとしたら、ガラ紡機を使うとうまくいくのではない
>かと思いながら帰ってきました。
> 
> メーリングリストが開設されたということなので、書いてみました。
>
>
今井様
 今、赤井国際野蚕学会会長より依頼を受けて、ラオスの繭4種類の繰糸試験を行ってお
ります。黄金色の繭は多化×二化と多化×多化ですが、多化×二化は解じょが悪い(35%
)ですが、糸にはなります。多化×多化は今井さんがおっしゃるように、いわゆるぼか繭
です。繰糸は難しく機械繰糸はできません。神田千鶴子 さんが行っていたようなガラ紡
ならよいかと思います。
 また、色々な情報を教えて下さい。

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 独立行政法人 農業生物資源研究所
    生活資源開発研究チーム
       高林 千幸
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