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28日付けの日本農業新聞に、岐阜県が繭や糸を使った着物や小物作りの技術を
後世に伝えようと、「GIFUシルク伝承士制度を創設した、という記事が載ってい
ました。
 岐阜県のHPに梶原 拓知事の挨拶がありますが、その中に“岐阜県は古くか
ら、西日本文化圏と東日本文化圏の接点に位置し、人や物の交流や融合による新
たな情報、文化を創造してきました。かつては壬申の乱、関ケ原の戦いなど、こ
の地を舞台に日本の覇権争いがダイナミックに展開されました。現在では、日本
のまん真ん中に位置したこの地域に情報通信・マルチメディアの研究機関やIT
関連産業が集積し、情報価値生産の場である高度情報基地ぎふ”情場”づくりを
進めています”と書かれているように、岐阜県といえば、梶原知事。梶原知事と
いえばIT中心、工業中心の地域開発というイメージが強かったので、この記事
をみて、「ほんまかいな」と、ちょっと思いました。
 記事には続けて、“優れた繭糸加工技術や知識を持ち、地域で活躍する人を認
定する。特産品づくりと技術の伝承が目的だ。初の伝承士となったのは、自分で
ひいた糸や繭を活用して加工品を作るグループのリーダーらで、美濃加茂市の坂
井文行さん(72)、白川町の安江良子さん(64)、恵那市の磯村てる代さん(77)
川上村の桂川邦子さん(65)の4人(以下省略)”とあります。
昨年、1月12日に中津川市で市制50周年記念「蚕と糸と中津川」展が開催された
折りに中津川に中津川蚕霊神社というのがあることを知りました。この神社は、
まだこの地域で養蚕業が盛んだった昭和12年に、中津町、坂本村、落合村、苗木
村、坂下町、川上村、福岡村、付知町、加子母村が協力して建立した神社だそう
です。宮司さんの話では、今はもうやってないのではないか、ということでした
が、新聞によると、桂川さんの居られる川上村では、今も続いているということ
ですね。頑張って欲しいと思います。こうした伝承して下さる方がお元気な間に
次につなげる手だてを考えないと、と気ばかりあせる毎日です。

Chikayoshi Kitamura (NIAS/MAFF) kitamura@affrc.go.jp