(神奈川県横浜市)

シルク博物館

住所:神奈川県横浜市中区山下町1番地 シルクセンター内

開館時間/休館日:9:00〜16:30/月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日〜1月4日)

入場料:一般 500円、シニア(65歳以上) 300円、高・大学生 200円、小・中学生 100円

案 内:シルク博物館は、横浜開港百年記念事業として、神奈川県・横浜市・関係業界の協力によって、昭和34年3月、開港当初英国商社ジャーディン・マセソン商会(英一番館)のあったところにシルクセンター国際貿易観光会館が建設され(山下公園の向かい)、その重要な事業部門の一つとして開設されたものです。展示室は上下階に分かれています。下の階の、「絹との出会い」ゾーンでは、例えば「和室」などの模型を作り、絹が身近な生活の中でいろいろと使われていることを展示しています。学習ゾーンでは、繭を作る昆虫たち、蚕の身体の内部構造、「これを作るのにどれだけの繭が必要か」などがカラーの写真や模型、実物等で展示されており、蚕や天蚕の実物も見ることができます(時期があえばですが)。「絹ができるまで」ゾーンでは、糸が作られ、織られ、染められる工程が理解できます。特に、草木染めに用いる色々な種類の植物や昆虫の写真と実物、さらにはそれらを用いて染めた時の実際の色が展示されているのは圧巻です。「絹のあゆみ(世界編)」ゾーンでは、世界の民俗衣装の多くが絹を使って作られていること、それらの美しい特色が鑑賞できます。2階には、「絹のあゆみ(日本編)」ゾーンがあり、古代から現代までのそれぞれの時代の特徴ある衣装等が展示されています。貿易港横浜に続く「絹の道」や、日本の主要な繊維製品の産地の紹介などもあり、“世界でも数少ない絹に関する施設”と自負するだけの充実した内容となっています。絹の科学と技術を勉強し、絹服飾の工芸美を鑑賞した最後には、ミュージアムショップもあり、横浜を訪れた外国人観光客にも楽しめる施設になっています。

その他の情報:Tel 045-641-0841 FAX 045-671-0727


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