(長野県穂高町)

穂高町天蚕センター

住所:長野県南安曇郡穂高町大字有明3618-4(〒399-8301)

開館時間/休館日:4月1日〜10月31日 9:00〜17:00、11月1日〜3月31日 9:00〜16:00/月曜日、但し当日が祝祭日の場合は翌日、12月28日〜1月3日

入場料:無料

案 内:天蚕センター(町営)に展示されている、穂高町天蚕の歴史によると、天明(1781〜1788)の頃から、有明村(現穂高町有明地方)では、野生の天蚕を採集して飼育が始められ、嘉永年間(1849〜1853)には製糸が始まっています。全盛期(明治20〜30年)には、有明村を中心に3000haで飼育され(繭約800万粒)ていたものが、明治35年頃から微粒子病やウジバエが多数発生した上に、その後の焼岳噴火の降灰によって大打撃によって衰退しました。大正2年には約200人によって天蚕組合が創設され、他県分も含めて400万粒〜600万粒も生産するまでに復活しましたが、第二次世界大戦で飼育が途絶えてしまいました。昭和48年(1973)に、町が飼育未経験の農家を説得して飼育が再開し、平成15年度は、年間に5.4万粒を生産しているそうです。

 天蚕センターの館内には、天蚕に関する写真や飼育道具、天蚕糸や反物、天蚕糸で作られた着物や、天蚕糸を織り込んだ小物等が展示されていますし、天蚕紬製品の販売もされています。

 天蚕の飼育:直径約20cmほどの竹で粗く編んだカゴの中に天蚕の雌雄を入れておくと、交尾をすませた雌が、底に敷いた紙の上に数粒ずつ卵を産みます。その卵のついた紙を適当な大きさに切り、上の写真のように2m程度に短く調整したクヌギ、ナラ、カシワ等の枝にとめます。鉛管のパイプを組んで周りをネットで覆い、鳥の捕食等から守って蛹になるまで飼育します。蛹になったら収穫して糸にします。天蚕繭1個は約7グラムで長さ600〜700mの絹糸がとれます。

その他の情報:Tel 0263-83-3835 http://www.town.hotaka.nagano.jp/hotaka/know/know03.html


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