(長野県)

須坂市立博物館

住所:須坂市臥竜2丁目4番1号 臥竜公園内(〒382-0028)

開館時間/休館日:9:00〜17:00/月曜日(祝日の場合は翌日)・12月29日〜1月3日(但し、11月から3月までは祝日)

入場料:一般(高校生以上)100円 小・中学生30円

案 内:須坂市の臥竜公園の北側の道から中に入ったところにある、池の側のこぢんまりした博物館です。建物の真ん中に階段があり、右手が事務室、左手と2階の両側が展示室になっています。2階の向かって左の展示室で須坂の蚕糸業を紹介しています。

 2階にあがっていく階段の途中の壁に美しいステンドグラスがはめ込まれています。このステンドグラスは、大倉財閥の創始者(東京経済大学や大成建設等の創始者)である大倉喜八郎(1837〜1928)が社長の「大倉製糸須坂工場」(大正7〜大正13年)の応接室と事務室との間にはめこまれていたものといわれています。外側には桑の木と桑の葉が、その中に繭玉と蚕の卵、その中の明るい部分には糸枠と大倉家の家紋である五階菱が、中央には大倉喜八郎が叙勲した勲四等旭日小綬章がデザインされています。

 大倉製糸須坂工場は、大倉喜八郎を社長に、須坂の製糸王といわれた越寿三郎を副社長に、その息子越泰蔵を専務とした工場です。越寿三郎は須坂町の豪農小田切新蔵の三男として生まれ、明治16(1883)年20歳の時、越家の養子となり、20年に26釜の製糸工場を開きました。寿三郎はその後、俊明社の社長になるとともに、26釜ではじめた製糸工場を214釜に拡張させています。その後、匿名組合「山丸組」を結成するなど、事業を拡張し、伝記中に「個人経営の製糸家としては全国にならぶものなく山丸組製糸王国と称せられるに至った」と書かれるまでに繁栄し、須坂の町と切っても切れない関係になっているようです(須坂市教育委員会発行『須坂の製糸業』、2001年)。

その他の情報:(Tel・FAX: 026-245-0407)長野電鉄須坂駅に向かう道の途中に、『蝶の民俗誌』『鎌倉蝶』などの著作で有名な今井 彰さんの「蝶の民俗館」がありました(但し開館日は、4月1日〜11月30日の金・土・日・祝祭日に限られています)。


目次に戻る