作物研究所

作物見本園

ゴマ

胡麻

「ゴマ」「ゴマ」「ゴマ」

英名: sesame
科名: ゴマ科
学名: Sesamum indicum L.
種類: 工芸作物(油料、食用)工芸作物(繊維)

起源

地図
原産地はアフリカで、シルクロ-ドを経由してペルシャ人により中国に伝来した。

作物的特徴

1年生の種子繁殖作物で、高温・多照を好み、耐乾性に強く、霜に弱い。沖積肥沃土を好み、pH5程度の酸性土でも生育する。初期生育がきわめて緩慢である 。

用途

子実は炒って食用とするか、ごま油として利用される。搾油用には脂肪含量の高い(50~55%)白ゴマが、また、食用には脂肪含量はや や低い(40~45%)黒 ゴマが好まれる。ゴマの子実中に含まれるリグナン類は、さまざまな健康機能性が報告されている。油には抗酸性物質セサモ-ル等が含まれ酸化安定性が高い。 搾粕は飼料として利用できる。

生産地

世界の栽培面積670万haのうち、30%がインドで栽培され、そのほかスーダン、ミャンマー、中国での栽培が多い。わが国では福岡、埼玉、鹿児島等で約120ha 栽培されている。

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