作物研究所

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ショクヨウタンポポ

食用タンポポ

食用タンポポ

英名: Dandelion
科名: キク科
学名: Taraxacum officinale Weber
種類: 工芸作物(食用、薬用)

起源

ヨーロッパ、北アジア

作物的特徴

多くの種では黄色い花を咲かせ、綿毛(冠毛)のついた種子を作る。生命力の強い植物で、アスファルトの裂目から生えることもある。50cm以上もの長い根を持ち、最大で1m程度まで伸びる個体も珍しくない。成長点が地面近くに位置するロゼット型の生育型で、茎が非常に短く葉が水平に広がっている。このため、表面の花や茎を刈っても容易に再び生え始める。撹乱の頻発する、他の植物が生きていけないような厳しい環境下で生えていることが多い。

用途

葉をサラダ、根は煎じて漢方薬にする他、コーヒーの代用として利用された。

生産地

江戸時代幕末には園芸化され、数十の品種があった。

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