作物研究所

作物見本園

ヤーコン

「ヤーコン」

英名: yacon
科名: キク科
学名: Smallanthus sonchifolius (Poepp. & Endl.) H. Robinson
種類: 野菜(食用、糖料)

起源

地図
南米アンデス地方。わが国には1985年、ペルー起源のクローンがニュージーラ ンドを経由して導入された。

作物的特徴

多年生草本であるが、わが国では冬季に地上部は枯死する。草丈は1~2.5m。 葉は対生で、晩秋に黄色の頭花を極少数着生する。地下部に繁殖器官の塊茎と貯 蔵器官の塊根を形成する。開花と塊茎形成には短日条件を必要とするが、塊根形 成は短日を必要としない。生育適温は20~30度とされ、暖地では夏季の高温と乾 燥が結び付くと生育は停滞する。塊根は裂開しやすい。

用途

原産地では極希に茎葉を飼料に利用するとされるが、通常は塊根を食用とする 。塊根はサツマイモと似た外観をもつが、澱粉、蛋白質は極微量で栄養価に乏し い。しかし、甘味があり、歯ごたえもよく、生でも食べられる。最も注目される 特徴は、ビフィズス活性化等の機能性を有するフラクトオリゴ糖を塊根に含むこ とであり、機能性根菜あるいはフラクトオリゴ糖資源として注目されている。

生産地

南米のベネズエラからアルゼンチン北部にかけての標高2000m内外のアンデス 地帯で栽培されている。日本では現在、各地で栽培されているが、やや冷涼な地 方が適地と考えられる。

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