畜産草地研究所

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ヒロハホウキギク

学名: Aster sublatus Michx. var. sandiwcensis A.G.Jones

1年草(Th)北アメリカ

ホウキギクにきわめて似た植物だが、次の点で区別される。葉の巾は 0.8~2.5cm、先も基部も細く尖って中央部が最も巾が広く、基部はやや明らかな柄となって茎を抱かない。花序の枝は60゚~90°の角度で広く開く。頭花はやや大きく7~9 mm、 舌状花は淡紫色、筒状の冠毛は短いので、かくれてほとんど見えない。花後も果実が完全に熟すまでは冠毛が総包内に包まれ、外からは見えない。花期は秋。1960年代に北九州で気付かれ、本州中部以南の各地に広がり、所によってはヒロハホウキギクのほうが多い。染色体数は2n=10、ホウキギクとの間にできる雑草はムラサキホウキギクと呼ばれ、花は淡紫色3倍体であるため種子は熟さない。

左ヒロハホウキギク右ホウキギクの写真

左ヒロハホウキギク右ホウキギクの写真

種子の写真

種子の写真

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