畜産草地研究所

写真で見る外来雑草

ヒレアザミ

学名: Carduus crispus L.

1年草(Th)ユーラシア大陸

茎は高さ70~100cm、著しいひれ(翼)があり、ひれにはきょ歯があって先は鋭い刺となる。葉は互生、長さ5~30cm、 不規則に羽状に裂け、へりに多くの刺がある。下面は白色の絡みあった毛に被われるが、のち毛はまばらになる。頭花は紅紫色、まれに白色で枝先に数個集まってつく。総包は長さ2cmほどで、鐘形または半球形、総包片は7~8列に並び外片と中片はそり返り、ともに先は刺となる。冠毛は白色毛状で、羽状に分裂することはない。(アザミ属は羽状に分枝する)花期は春~夏。江戸時代から知られており、道ばたや河原の土手などに生える。

全体の写真

全体の写真

種子の写真

種子の写真

研究センター