畜産草地研究所

写真で見る外来雑草

ブタナ

学名: Hypochoeris radicata L.

多年草(H)ヨーロッパ

ロゼット状の根生葉には両面とも黄褐色の硬い毛を密生し、その形は長楕円形で長さ5~20cm、 分裂しないものから、羽状に深く裂けるものまである。花茎は50cm以上にもなり2~3本の枝を分け、ところどころに黒色の鱗片状に退化した葉をつける。頭花は径3~4 cm、総包片はほぼ3列に並び直立、先は黒く、背面に白い毛が1列に生える。タンポポモドキの別名のように、タンポポの花に感じが似ている。果実は微細な刺状突起を密生し、先はのびて長いくちばしとなり、冠毛は羽状に枝を分けている。花期は春~夏(秋)。昭和初期、日本に侵入、現在は全国的に広がっており、特に牧場に多い。

種子の写真

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全体の写真

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