畜産草地研究所

写真で見る外来雑草

タチイヌノフグリ

学名: Veronica arvensis L.

1年草(Th)ユーラシア大陸~アフリカ

茎は下部で枝分かれして直立し高さ10~30cmになる。葉は対生、最下部のものには短柄があるが、大部分は無柄、数対の低くて円いきょ歯があり、両面に短毛がある。上方の葉は小さくなって包葉に移行し、それぞれ1個の花を抱き、花冠はるり色で径4mm。果実は倒心形で扁平、へりに腺毛を散生し、20個内外の種子をいれる。種子は長さ0.8mm、背面にふくらみ、腹面は平らで浅い凹みがある。花にも果実にも柄のないことは、オオイヌノフグリ、フラサバソウ、イヌノフグリにない特徴である。花期は4~7月。明治初期渡来。全国に広がる。

全体の写真

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種子の写真

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