農村工学研究所

農村工学研究所メールマガジン

メールマガジン準備号第1弾(2010年1月号)

目次

1)トピックス

◇「第9回 TX テクノロジー・ショーケースin つくば2010」に出展

農村工学研究所におきましては、研究成果をHPで迅速に公開し、また各種イベントを開催したり他主催イベントへ出展し、広くPRしているところです。

この都度、1月22日(金曜日)~23日(土曜日)に筑波大学において開催された標記イベントに出展しましたので、ご紹介します。以下、URLよりご覧下さい。
http://www.naro.affrc.go.jp/nkk/mail_magazine/files/mmj1_showcase2010.pdf

2)農村工学研究所の動き

●技術開発ビジョン「グリーン・イノベーション」(仮称)の取りまとめ

現在、農村工学研究所では、技術開発ビジョン「グリーン・イノベーション」(仮称)の取りまとめを行っていますので、広く一般に公開します。

これは、アウトカム主体の中長期的なビジョンを前提に農工研技術開発ビジョン検討委員会を組織し、将来の日本の農業と農村の技術開発を担う研究者からアウトカムとなる将来の農業と農村の姿を募集し、編集したものです。

※記事の一部を抜粋しご紹介しますので、以下URLからご覧下さい。
http://www.naro.affrc.go.jp/nkk/mail_magazine/files/mmj1_green_innovation.pdf

●農村工学研究所叢書「農業水利施設のマネジメント工学」の取りまとめ

農村工学研究所では、これまで「管理の時代」に対応して農業水利施設の機能診断、施設の整備を効率的に行うための補修・補強工法、耐久性向上やコスト縮減のための設計・施工・メンテナンス技術および性能照査手法などの施設の保全管理・更新整備に関するさまざまな技術開発に取組んできています。

本書は、それらの成果を関係技術者、学生および一般の読者に広く紹介し、活用を図るとともに「農業水利施設のマネジメント工学」の構築に向けて、農業・農村の将来を見据え、技術開発および社会経済面などの多方面から取組むべき技術戦略について取りまとめたものです。

※詳しくは、以下URLからご覧下さい。
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nkk/012990.html

3)新しい技術や研究成果の紹介

◎接着型テープによるコンクリート水路の簡易漏水補修工法

圃場に直接用水を配る営農上重要な施設である末端用水路に生じる不具合箇所を補修するには、資材の選択や施工法の面で問題が多く、簡便で低コストかつ効果的な補修方法が求められています。

そこで,水路の変状で最も多い目地からの漏水を対象とした、高耐久性テープとシーリング材を用いた簡易補修工法を開発しました。

施設資源部 水利施設機能研究室 主任研究員 中矢哲郎

http://www.naro.affrc.go.jp/nkk/mail_magazine/files/mmj1_seika1.pdf

4)最新の「農工研ニュース」より

■水田灌漑ブロックにおける農業排水路中の亜鉛濃度の変化特性(農工研ニュースNo65より)

亜鉛(Zn)は低濃度で水生生物に慢性毒性を示す場合があり、2003年に公共用水域について環境基準が定められました。水田灌漑ブロック内の農業排水路を対象として、水田における水利用が農業地域のZnの動態に及ぼす影響を明らかにするため、排水路中のZn の流出実態を調査しました。

農村環境部 水環境保全研究室 研究員 人見忠良

http://www.naro.affrc.go.jp/nkk/mail_magazine/files/mmj1_news65-3.pdf

5)研究チーム・研究室等のご紹介

※創刊号より、掲載予定。

6)メッセージ

※今後の掲載予定

  • 準備号第2弾(平成22年2月末配信予定)農工研メルマガ編集委員長より
  • 準備号第3弾(平成22年3月末配信予定)企画管理部長より
  • 創刊号(平成22年4月末配信予定)所長より

7)水土里のささやき

※読者の皆様の、投稿をお待ちしています。

8)イベントのご案内

(1)『障がい者アグリ・雇用推進研修会』の開催について

だれもが能力を発揮し、暮らしやすい地域社会を創り出していくために、農業分野における障がい者の就労を取り巻く近年の動向を踏まえつつ、『農と特別支援教育との連携』、『農と福祉との連携』、『農を通じた障がい者と市民との協働』について、ともに考え、学び合う機会を提供します。

▲全国3ケ所で開催!詳しくは、以下のURLでご確認下さい。
http://www.naro.affrc.go.jp/nkk/mail_magazine/files/mmj1_kensyukai.pdf

(2)『平成21年度農村工学研究所研究会』を開催します。

農村工学研究所では、研究成果や関連トピックスを広く外部に向けて発信・討議する研究会を毎年開催しております。

研究者はもとより、農業農村整備にたずさわる技術者の方、そして大学教員や学生の皆様など、たくさんの方々の積極的な参加をお願いします。

期日:平成22年3月10日(水曜日)~11日(木曜日)
場所:農林水産技術会議事務局筑波事務所共同利用施設

(3)産学官連携研究発表会『電気を用いたカドミウム汚染農地対策技術の開発への課題』の開催について

動電学的土壌浄化法(EK法)は、土壌中に電流を通電することにより、電気移動や電気浸透流により汚染物質を対象域から除去する技術です。本研究発表会では、食品安全基準の見直し等により対策の強化が求められているカドミウム汚染農地対策へEK法を適用するための技術的課題を整理するため、「電気を用いたカドミウム汚染農地対策技術の開発への課題」と題して開催します。

この研究発表会を契機として、関連する産学官の研究者・技術者が集い交流を深めることでより一層の連携と協働が進むことを期待します。

期日:平成22年3月17日(水曜日)午後1時~午後5時30分
場所:農林水産技術会議事務局筑波事務所筑波農林研究交流センター

(4)『平成22年度農村工学研究所一般公開』の開催について

例年のとおり、科学技術週間の期間中に開催する予定としています。詳しくは、準備号第2弾および所HPで掲載しますので、お楽しみに!

  • 期日:平成22年4月16日(金曜日)~17日(土曜日)
  • テーマ:『探検!発見!農村の宝もの』

9)編集後記

地球温暖化の影響でしょうか、寒くなったり、妙に暖かくなったり、それでなくても何かと忙しい時期ですので、体調をくずさないよう呉々もご自愛下さい。

所長を先頭に、長年あたためてきたメルマガをようやく配信することができました。読者の皆様にとって、そして私たちにとっても有意義なメルマガとなるよう工夫をこらしていく所存ですので、ぜひ忌憚ないご意見等、よろしくお願いします。

【編集発行】

〒305-8609 茨城県つくば市観音台2-1-6
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所
企画管理部 情報広報課 Tel:029-838-8169

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