農村工学研究所

農村工学研究所メールマガジン

メールマガジン第45号(2013年12月号)

目 次

1)トピックス
■「新たな農業・農村の創造に関する技術シンポジウム」を開催し ました
■平成25年度農業ダム設計施工検討会を開催しました
■SATテクノロジー・ショーケース2014に出展します
2)新技術の紹介
■資材をつかわず迅速・簡単に暗渠を施工 ~穿孔暗渠機「カットドレーン」を開発~
3)最新の「農工研ニュース」より
■2012年5月6日の竜巻によって被災したパイプハウスの実態把握
4)農村工学研究所の動き
■平成25年度第2回水利工学研究会報告
■若手・中堅の研究者と行政官との交流会が開催されました
5)農村の草花
■面白い名前の草花たち(その2) ~カズノコグサ~
6)研究者の横顔

■宮本 輝仁(みやもと てるひと)

1)トピックス

■「新たな農業・農村の創造に関する技術シンポジウム」を開催しました

12月12日に、東北大学の川内萩ホール(仙台市)において、標記の シンポが農工研と東北大学とで開催され、全国各地から329名の方 々が来場されました。

東北大学の盛田清秀教授による基調講演“食と農を取り巻く環境の大変動と日本農業再構築の課題”と、5題の講演が行われました。また、基調講演のキーワードを取り上げて、講演者6名にパネラー3名を加えて、パネルディスカッションが行われました。

土地利用型農業における構造変革と多様な農業農村モデルの構築という視点から、地域農業を振興するという企画が好評でした。当シンポ資料に余部があり、ご希望の方には提供いたします。

企画管理部 業務推進室企画チーム長 亀山幸司

連絡先 :nkk-kikaku[@]naro.affrc.go.jp
※メールを送信する際は[@]の[]をとってください。

(会議の様子)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/45/01-01.pdf

 

■平成25年度農業ダム設計施工検討会を開催しました

11月20~21日に農工研において平成25年度農業ダム設計施工検討会が本省主催で開催され、約80名が参加しました。検討会参加者は全国からダム・ため池の建設、改修、管理の様々な業務に携わり第一線で活躍される農業土木技術者です。

開催の主旨は農業用ダムの設計、施工等における個別具体的な技術的課題への対応について、日頃の技術的な情報の共有化を行うことです。

災害対策基本法に基づく防災指定公共機関としての農工研は、一旦震災の被害があると甚大な被害になりかねないダム・ため池の建設、改修、管理へも技術相談や技術支援の取組を今後とも続ける予定です。

問合せ先
農村工学研究所技術移転センター移転推進室 寺村
Tel:029-838-8296 Fax:029-838-7680
E-mail:iten[@]ml.affrc.go.jp
※メールを送信する際は[@]の[]をとってください。

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/45/01-02.pdf

 

■SATテクノロジー・ショーケース2014に出展します

2014年1月24日(金曜日)に、つくば国際会議場で、SATテクノロジー・ショーケース2014が開催されます。

農工研からは、「被災地域の復旧・復興に向けた施設型の新技術」のテーマでポスター発表をいたします。塩水化した地下水を淡水化するための逆浸透膜装置、農村地域の未利用熱源(地下水熱、地中熱)を活用した水熱源ヒートポンプの現地実証試験を通じ、農村地域の水資源・未利用エネルギーを活用した施設型農業生産システムの確立を目指すものです。関心のある方は是非会場までお越し下さい。

ショーケースのねらいは、「知の触発」を目指す異分野の交流団体のバックアップのもと、つくばをはじめ首都圏で活躍する研究者・技術者が最新の研究成果、アイデア、技術を持ち寄り、相互に披露し交流する場を提供することにあります。

農地基盤工学研究領域 農業施設工学担当主任研究員 石井 雅久

(関連URL:公式HP)
http://www.science-academy.jp/

 

2)新技術の紹介

■資材をつかわず迅速・簡単に暗渠を施工 ~穿孔暗渠機「カットドレーン」を開発~

最近の極端な天候は、畑作物の湿害による減収被害を多発させています。そのため、畑作物の安定生産には、抜本的な排水改良である暗渠整備が必要です。しかし、これまでの資材を用いた暗渠整備では、時間と費用がかかりました。

農工研は、暗渠管や疎水材などの資材を用いることなく深さ70cmまでに通水空洞を作る穿孔暗渠の施工方法とその施工機を開発しました。この新技術の導入により、農家や農業法人、地域は、安く・簡単・迅速に農地の排水性を高めることができ、畑作物の生産を強化できます。

農地基盤工学研究領域 水田高度利用担当主任研究員 北川 巌

(関連資料)
(1)プレスリリースの概要
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/44/01-01-05.html
(2)空洞成形状況(動画:22秒)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/45/02-02.wmv
(3)施工状況(動画:23秒)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/45/02-03.wmv
(4)メーカーパンフレット
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/45/02-04.pdf
(5)カットドレーン製造会社「株式会社北海コーキ」ホームページ
http://hokkai-koki.sakura.ne.jp/

 

 3)最新の「農工研ニュース」より

■2012年5月6日の竜巻によって被災したパイプハウスの実態把握

2012年5月に関東地方および福島県において竜巻が同時多発的に発生しました。これらの竜巻は施設園芸地帯を通過したため、多くの園芸施設が突風による被害を受けました。竜巻による農業施設の被害額は、茨城県で3億円超、栃木県で1.9億円超と算定されています。現地調査の結果、台風とは異なる竜巻特有の被災パターンが明らかとなりました。

農地基盤工学研究領域 農業施設工学担当主任研究員 森山英樹

(関連資料)
(1)農工研ニュース第88号
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/45/03-01.pdf
(2)この研究をもっと深く理解するための5つのQ&A
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/45/03-02.pdf

 4)農村工学研究所の動き

■平成25年度第2回水利工学研究会報告

11月14日、水利工学研究会を開催しました。農業水利システムに焦点をあて、3名の専門家をお招きしました。農業水利システムは、水田に農業用水をかんがいすることで、健全な水循環に貢献してきました。しかし、TPPの加盟協議や減反政策の転換など社会情勢が急速に変化しており、農業水利システムの維持管理が課題の一つとなっています。

研究会にて、農業水利システムの有する課題、位置づけや期待される役割等について、それぞれの視点から意見交換を実施しました。

水利工学研究領域 基幹施設水理主任研究員 吉永育生

(関連資料:研究会報告)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/45/04-02-01.pdf
 

■若手・中堅の研究者と行政官との交流会が開催されました

11月27日に、農水省内の会議室において、行政研究交流会が開催されました(参加者数約20名)。

この交流会は、行政ニーズを的確に把握し、研究活動に反映していくことと、研究成果を行政や事業現場に迅速に受け渡すことを目的にして平成23年度より実施されています。

今回は、農工研の5つの研究領域から各1名、計5名の研究者が各々の研究成果を紹介しました。

研究成果の紹介後、研究内容に関する質疑応答を行うと共に行政部局が求める研究の方向性等について意見交換を行い、お互いの連携が重要であることを確認しました。

企画管理部 業務推進室企画チーム長 亀山幸司

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/45/04-01-01.pdf
 

 5)農村の草花

■面白い名前の草花たち(その2)~ カズノコグサ~

今年もあとわずか。年が明けてのおせち料理にかかせない食材に数の子があります。田んぼの越年雑草にはカズノコグサという名のイネ科の植物があります。4月頃、数の子にそっくりな花穂をつけるのでぜひ見てください。数の子の粒の多さのように、来年も稔りゆたかで幸多い年となりますように。

今年も一年間ご愛読ありがとうございました。良い年をお迎え下さい。

農村基盤研究領域 資源評価担当主任研究員 嶺田拓也 

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/45/05-01.pdf

 

 6)研究者の横顔

■宮本 輝仁(みやもと てるひと)

カジュアルのおしゃれセンスが素敵な方です。いつもにこやかに振る舞われ、まさに名前が人柄を表しています。しっかりと基礎的な研究を信念をもってやりながら、畑地基盤整備技術の開発を進めておられます。若手研究者から頼られる学問には厳しく、コミュニケーションは優しいお兄さん役も魅力の一つです。
(他己紹介:柚山義人)

(自己紹介)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/45/06-01.pdf

 
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