農村工学研究所

農村工学研究所メールマガジン

メールマガジン第46号(2014年1月号)

目 次

1)トピックス
■平成25年度農業用ダム技術管理検討会を開催
■SATテクノロジー・ショーケース2014「被災地域の復旧・復興に向けた施設型農業の新技術」で出展
2)イベント情報
■宮城県主催「2014 みやぎ農業農村復旧復興シンポジウム」が2月6~7日に仙台で開催
■第2回ため研究会開催(3月6日)のお知らせ
3)最新の「農工研ニュース」より
■耕起した放射能汚染水田を除染するための水による土壌撹拌・除去技術
4)農村の草花
■わき水由来の水路では真冬でも青々と群生する ~ミズハコベ~
5)研究者の横顔

■上野 和広(うえの かずひろ)
6)その他
■関係研究者の紹介(東北農業研究センター 申 文浩さん)

 

1)トピックス

■平成25年度農業用ダム技術管理検討会を開催
平成25年12月18~19日に農工研において平成25年度農業用ダム技術管理検討会が本省主催で開催され、約80名が参加しました。検討会参加者は全国からダム・ため池の建設、改修、管理の工事課長、ダム保全管理担当課長などの農業土木技術者の方々です。

昨年11月20~21日に開催された平成25年度農業用ダム設計施工検討会に引き続いて実施されたものです。
開催の主旨は農業用ダムの設計、施工及び管理に係る一連の作業を効率的かつ適切に進めることを主眼に置き、ダム管理技術及びマネジメント技術の向上を図ることにあります。
当所の職員も議論に参加して研究面からの情報発信等も実施しました。

災害対策基本法に基づく防災指定公共機関としての農工研は、一旦震災の被害があると甚大な被害になりかねないダム・ため池の建設、改修、管理へも技術相談や技術支援の取組を今後とも続ける予定です

問合せ先
農村工学研究所技術移転センター移転推進室 寺村
Tel:029-838-8296 Fax:029-838-7680
E-mail:iten[@]ml.affrc.go.jp
※メールを送信する際は[@]の[]をとってください。

(詳細報告)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/46/01-01-01.pdf

 

■SATテクノロジー・ショーケース2014「被災地域の復旧・復興に向けた施設型農業の新技術」で出展

1月24日につくば国際会議場で開催されたSATテクノロジー・ショーケース2014(主催:つくばサイエンス・アカデミー((財)茨城県科学技術振興財団))に、農工研からは「被災地域の復旧・復興に向けた施設型農業の新技術」と題して出展しました。

これは農林水産省「食料生産地域再生のための先端技術展開事業(2013~2015年度)」で進めている共同研究(農研機構農村工学研究所・食品総合研究所、宮城県農業・園芸総合研究所、宮城大学、電力中央研究所)で、復旧技術として津波の浸水により塩水化した地下水を淡水化するための逆浸透膜装置及び復興技術として農村地域の未利用熱源(地下水熱,地中熱)を活用した水熱源ヒートポンプの研究成果を紹介しました。

問合せ先
農村工学研究所技術移転センター移転推進室 寺村
Tel:029-838-8296 Fax:029-838-7680
E-mail:iten[@]ml.affrc.go.jp
※メールを送信する際は[@]の[]をとってください。

(詳細報告)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/46/01-02-01.pdf
(配布資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/46/01-02-02.pdf

 

2)イベント情報

■宮城県主催「2014 みやぎ農業農村復旧復興シンポジウム」が2月6~7日に仙台で開催

2月6~7日に宮城県・2014みやぎの農業農村復旧復興シンポジウム実行委員会主催の「2014 みやぎ農業農村復旧復興シンポジウム」が宮城県仙台市で開催されます。農工研は、宮城県との間で平成24年6月から「東日本大震災にかかる農業・農村の復旧復興推進のためのパートナーシップ協定」を結んでおり、今回のシンポジウムを後援いたします。

シンポジウムの詳細は、下記URLをご確認ください。
http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/nosonshin/sympo-1.html


企画管理部 業務推進室企画チーム長 亀山幸司
 

■第2回ため池研究会開催(3月6日)のお知らせ
ため池堤体の地震時安全性診断手法 ~耐震診断における新しいニューマーク法と動的応答解析~

近年では大規模地震時の長大斜面やダム、ため池の耐震性が注目されて、大規模ダムについては、地震時の安全性の検証が進んできております。一方、膨大な数のため池にも耐震診断を適切に実施するためには精度よくかつ簡易に堤体の安全性を診断する必要があります。

このような背景の下、ため池の地震時の安全性を診断するための考え方から実務における最新の診断手法までを系統的に話題提供する共に、耐震診断事例も含めて最新事例を紹介する研究会を、3月6日に大阪府咲洲庁舎で開催いたします。多数の御参加をお願い申し上げます。

施設工学研究領域長 毛利 栄征

(案内詳細)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/46/02-02-01.html

 

 3)最新の「農工研ニュース」より

■耕起した放射能汚染水田を除染するための水による土壌撹拌・除去技術

東日本大震災に伴う原発事故で飛散した放射性セシウムが土壌に吸着した農地は、安全な農産物の生産のため早期の除染が求められております。
事故後、放射性セシウムは土壌の表面に付着しました。これを効率的に除去するには、表土の削り採りが有効で、除染事業の主たる工法となっています。

一方で、除染前に耕起作業や野生動物による攪乱などによって放射性セシウムが土中に拡散した農地では、表土削り取りの効果が薄いので、これに代わる効果的な除染技術が求められています。
ここでは、代かきで発生した濁水をバキューマで吸引し、放射性セシウムを多く含む土壌の細粒分だけを分離・除去する工法についてご紹介します。

資源循環工学研究領域 水資源工学担当上席研究員 石田 聡

(関連資料)
(1)農工研ニュース第88号
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/46/03-01.pdf
(2)この研究をもっと深く理解するための4つのQ&A
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/46/03-02.pdf

 

 4)農村の草花

■わき水由来の水路では真冬でも青々と群生する ~ミズハコベ~

今年もよろしくお願いします。今の季節、野辺の草花は冬枯れの状態ですが、わき水などが流れ、凍結することのない水路では、青々としたミズハコベの群落が見られることがあります。このミズハコベ、春の七草のハコベのように食べることができるのでしょうか。

農村基盤研究領域 資源評価担当主任研究員 嶺田拓也 

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/46/04-01.pdf

 

 5)研究者の横顔

■上野 和広(うえの かずひろ)

今回紹介するのは、いつもにこやかに応対してくれる土質担当の上野和広さんです。農業用の土構造物の耐震研究に冷静な眼差しと熱い情熱をもって取り組まれています。最近、ご結婚もされ、仕事とプライベートで益々充実している期待の若手研究者です。
 (他己紹介: 宮本輝仁)

(自己紹介)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/46/05-01.pdf

 6)その他

■関係研究者の紹介(申 文浩さん)

農業工学を専門とする申(しん)さんは,平成25年4月に任期付き研究員として農研機構に採用され、東北農業研究センターの農業放射線研究センター(福島市)に配属になりました。研究は、農工研の水環境担当と連携して農業用水を対象に放射性物質の動態を調べています。日々精力的に現地調査に分析にと取り組んでいます。

水利工学研究領域 水環境担当上席研究員 久保田富次郎

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/46/06-01.pdf

 
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