農村工学研究所

農村工学研究所メールマガジン

メールマガジン第61号(2015年4月号)

目 次

1)トピックス
■独立行政法人から国立研究開発法人に移行

2)最新の農工研ニュースより
研究成果「用排水路の維持管理における非農家住民の参加行動の継続性評価指標」

3)農工研の動き
■平成27年度農村工学研究所一般公開(報告)
■国営事業所等への支援対策 ~平成27年度も行います~

4)ズームイン
■アリゾナからの便り サボテン通信(創刊号)

5)農村の草花
■人気の園芸植物、ゲラニウムの仲間はすぐ足元にも見られます~アメリカフウロ~

6)研究者の横顔
■谷本 岳(たにもと たけし)

 

1)トピックス

■独立行政法人から国立研究開発法人に移行

平成27年4月1日付けで、独立行政法人通則法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備に関する法律(平成26年法律第67号)が施行されました。これに伴い、同日をもって、農工研の名称が「独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所」から「国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所」に変更となりました。

企画管理部長 山本徳司

2)最新の農工研ニュースより

■研究成果「用排水路の維持管理における非農家住民の参加行動の継続性評価指標」

農村では、集落の中を流れる水路の草刈りや泥上げといった維持管理を、農家だけで行うことが難しくなってきています。そこで、集落に住む非農家にも参加して貰い、共同活動として行おうという取り組 みが進められています。その際、新たに参加する人を増やすだけでなく、一度参加した人に続けて参加して貰うことが重要です。 そこで、国や県などの行政機関が、「続けて参加する非農家住民が減りそうな集落」を支援しようとした時に、支援が必要な集落を見つけるための指標を開発しましたので紹介いたします。

農村基盤研究領域 事業評価担当主任研究員 鬼丸竜治

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/61/02-01.pdf

3)農工研の動き

■平成27年度農村工学研究所一般公開(報告)

平成27年度は4月17日(金)(農工研で開催)、18日(土)(食と農の科学 館で開催)で恒例の一般公開が開催されました。 本年は、「農村の未来を開く~新しい技術の創造~」をテーマに体験学習として、大型風洞で気流を見て見よう、味で体感~お米の塩害、発泡スチロールでさぐる鉄筋コンクリートの強さなど来所者の皆様と一緒に楽しめる企画としました。また、本年度も茨城県農林水産部農地局と共催した展示を行いました。来場者は、2日間で1000名を越えました。多数のご来場に感謝申し上げます。

企画管理部 情報広報課長 浜田善幸

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/61/03-01.pdf

■国営事業所等への支援対策 ~平成27年度も行います~

行政支援型研究機関として、また、災害対策基本法に基づく防災指定公共機関としての役割をより効率的かつ的確に果たすため、農工研は、豊富な試験研究実績を活かし、平成27年度も国営事業所等への技術相談、調査・技術指導・講習等派遣、委員会委員の派遣、共同研究を中心に取り組んでまいります。

技術相談など何かございましたらご連絡ください。

(問い合わせ先)
技術移転センター移転推進室 寺村
電話:029-838-8296 Fax:029-838-7680
Eメール:iten[@]ml.affrc.go.jp 又は steramura[@]affrc.go.jp
※メールを送信する際は[@]の[ ]をとってください。

4)ズームイン

メルマガ事務局では、アメリカ滞在中の吉田武郎主任研究員に研究活動状況を含め現地リポートを依頼しました。今後もご期待ください。

■アリゾナからの便り サボテン通信(創刊号)

昨年10月より1年間、アリゾナ大学水文水資源学部Peter Troch 教授との共同研究実施の機会を頂き、農研機構・在外研究員として現在アリゾナ州トゥーソン市に滞在し研究活動に精進しております。これから帰国までの間、こちらでの研究活動や生活状況等を順次紹介いたします。

水利工学研究領域 水文水利担当主任研究員 吉田武郎

(サボテン通信(創刊号)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/61/04-01.pdf

5)農村の草花

■人気の園芸植物、ゲラニウムの仲間はすぐ足元にも見られます ~アメリカフウロ~

フウロソウとも呼ばれ、プランターや花壇で可愛らしい5枚の花びらをつけるゲラニウム。近年、このゲラニウムの仲間で北米原産のアメリカフウロが人里に普通に見られるようになってきました。春から初夏にかけての野辺や路傍に、この最も身近なゲラニウムの花を探してみませんか。

農村基盤研究領域 資源評価担当主任研究員 嶺田拓也

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/61/05-01.pdf

6)研究者の横顔

■谷本 岳(たにもと たけし)

いつも穏やかな笑顔を見せてくれる谷本さん。ご専門は、ほ場における農業用水利用の最適化です。つくばと北陸と両方の研究所での経験を基に、現場重視の姿勢で今日も水田と向き合っています。

(他己紹介: 土原健雄)

(自己紹介)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/61/06-01.pdf

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