目 次
1)トピックス
■東北農政局管内の復興事業で農工研研究成果(三面一体化堤防構造) が採用
■タンザニア国アルーシャ工科大学センジア副学長が農工研に来所
2)イベント情報
■「ため池減災技術に関する講習会」を開催
■スマートコミュニティ JAPAN 2015に出展(林大臣ご視察)
3)水土里のささやき
■農工研の技術研修紹介~農村地域の防災・減災力の向上を目指して!~
専門技術研修(農村防災・減災技術指導者)
4)農工研の動き
■平成27年度「さなぶり」を実施
■アメリカにおける国際会議および研究セミナー参加
5)ズームイン
■サボテン通信6月号(アリゾナからの便り)
6)農村の草花
■和洋ともに美人花と称されたこの花の正体は肉食系? ~ヒルガオ~
7)研究者の横顔
■上田 達己(うえだ たつき)
1)トピックス
■東北農政局管内の復興事業で農工研研究成果(三面一体化堤防構造)が採用
農工研と(株)竹中土木が農林水産省からの委託研究(食料生産地 域再生のための先端技術展開事業)により共同開発した新たな工法 「地震・津波に対して強靱な三面一体化堤防構造」が、東北農政局仙台東土地改良建設事業所の亘理・山元農地海岸特定災害復旧事業の一環となる海岸堤防復旧工事の本体工として採用されました。
水利工学研究領域(兼技術移転センター) 上席研究員 中 達雄
(関連URL)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/63/01-01.pdf
■タンザニア国アルーシャ工科大学センジア副学長が農工研に来所
5月27日、国別JICA研修の一環として来日しているタンザニア国アル ーシャ工科大学(ATC)のセンジア副学長他3名が農村工学研究所に来所され、ATCにおける灌漑に関する人材育成能力強化について、当研究所スタッフとの意見交換や実験施設の視察を行いました。
技術移転センター教授 宮森俊光
(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/63/01-02.pdf
2)イベント情報
■「ため池減災技術に関する講習会」を開催
農工研は、平成27年度「ため池減災技術に関する講習会」を5月20日(水) から22日(金)の3日間、防災研究棟緊急防災対策室にて開催しました。 本講習会では、ため池減災を支援するソフトの操作実習を通じた技術習得を目的としています。平成25年度は「ため池ハザードマップに関する 講習会」として、また平成26年度からは「ため池貯水位予測ソフト」も 実習対象に加えて名称が変更されました。通算4回目となる今回は、24府県から防災担当職員と土改連職員33名が受講するとともに、農水省のため池防災担当職員も聴講しました。
企画管理部 防災研究調整役 鈴木尚登
(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/63/02-01.pdf
■スマートコミュニティ JAPAN 2015に出展(林大臣ご視察)
6月17~19日に東京ビッグサイトで開催されたスマートコミュニティ JAPAN 2015のバイオマスエキスポのエリアに、農研機構は展示ブースを設けました。農工研は九州沖縄農業研究センターと連携し「メタン発酵消化液の液肥利用技術」を出展しました。行政関係者、研究者、 民間企業等の多くの方々がブースに立ち寄られ、研究成果の普及が期待されました。また、林農林水産大臣にもご視察をいただきました。
資源循環工学領域 資源循環システム担当上席研究員 山岡 賢
(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/63/02-02.pdf
3)水土里のささやき
■農工研が実施している技術研修紹介~農村地域の防災・減災力の向上を目指して!~
専門技術研修(農村防災・減災技術指導者)
5月25日から5日間の日程で農村工学専門技術研修(農村防災・減災技術指導者)を開催しました。本研修は災害に強い農村社会を形成するための都道府県内で指導的役割を担う技術者を対象としており、全国28道府県から防災担当職員や土改連職員等34名が受講されました。
主なカリキュラム
- 農村防災・減災の取り組み、災害復旧の現状や今後の展開
- 農村防災・減災に関する技術講義(水路等施設、ため池、土砂災害等)
- ため池等の存在する集落をケーススタディとしてため池の現地調査、 ワークショップ手法を活用したハザードマップ作成や地域の防災減災に関する構想づくりなど実践的な演習
演習成果の発表では、集落のリスク評価をふまえた積極的な意見交換が 行われ、地域の防災・減災力の向上における地域コミュニティの重要性を あらためて認識することとなりました。
技術移転センター 技術研修課教務指導チーム長 直江次男
(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/63/03-01.pdf
4)農工研の動き
■平成27年度「さなぶり」を実施
晴天に恵まれた5月25日(月)、所内の試験水田ほ場で「さなぶり」 を実施しました。「さなぶり」は稲作儀礼の一つですが、皆様お聞き になったことはあるでしょうか。農工研では例年この時期に「さなぶ り」を実施しています。
企画管理部 企画運営チーム長 竹村武士
(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/63/04-01.pdf
■アメリカにおける国際会議および研究セミナーに参加
6月上旬に農工研職員3名が訪米し、アメリカかんがい排水委員会・ 国際会議(6月2日~5日開催ネバダ州リノで)に参加するとともに、 地下水資源管理について先端的な研究が行われているアメリカ地質調査所(6月3日開催カリフォルニア州サンディエゴで)において意見交 換会を実施しました。ここではその様子を紹介いたします。その後、 アリゾナ大学留学中の吉田武郎主研の協力を得て、同大学の地下水および地表水の専門家と研究交流のためのセミナーを実施しました。 この模様は、ズームインのサボテン通信特別号をご覧下さい。
・USCID第8回国際会議への参加報告
(開催地:アメリカ合衆国 ネバダ州 リノ)
水利工学研究領域 水文水利担当研究員 皆川裕樹
資源循環工学研究領域長 増本隆夫
(参加報告)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/63/04-02.pdf
・アメリカ地質調査所水科学センターにおける地下水調査研究に関する意見交換
資源循環工学研究領域 水資源工学担当主任研究員 土原健雄
(意見交換報告)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/63/04-03.pdf
5)ズームイン
■サボテン通信6月号(アリゾナからの便り)
目下、アリゾナ大学で共同研究中の水利工学研究領域吉田武郎主研からの現地リポート第3弾です。また、アリゾナ大学で6月に開かれた農工研職員との研究交流セミナーの様子についても特別号として紹介します。併せてご覧ください。
・サボテン通信6月号
http:/www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/63/05-01.pdf
・サボテン通信特別号 アリゾナ大学訪問及び研究セミナーの実施
資源循環工学研究領域 水資源工学担当主任研究員 土原健雄
水利工学研究領域 水文水利担当研究員 皆川裕樹
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/63/05-02.pdf
6)農村の草花
■和洋ともに美人花と称されたこの花の正体は肉食系? ~ヒルガオ~
梅雨の合間の日差しの中で、草むらの陰にほのかに薄紅かかったアサガオによく似たヒルガオの花を見つけることができます。このヒル ガオ、古今東西、美人の代名詞とされていますが、畑に侵入すると作 物を凌駕してしまうほど、繁殖力が旺盛で駆除が困難な一面も知って いましたか。
農村基盤研究領域 資源評価担当主任研究員 嶺田拓也
(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/63/06-01.pdf
7)研究者の横顔
上田 達己(うえだ たつき)
私の頼れる先輩、エネルギーシステム担当の上田さんは、農村環境に賦存する小水力などの自然エネルギーの評価手法に関する研究をさ れています。これまでに、イギリスの大学に留学して経済学をマスターするなど、グローバルに活躍されています。
(他己紹介: 森 充広)
(自己紹介)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/63/07-01.pdf
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