品種詳細

ふわりもち

主要特性


1.出穂期は育成地(新潟県上越市)では"晩生"で、9月中旬刈り取りの中生の「コシヒカリ」よりも2週間遅く収穫が可能となり、十分に作期分散を図れる。


2.穂数は「モチミノリ」よりも少なく、草型は「偏穂重型」である。稈長は「モチミノリ」よりもやや長いが、耐倒伏性は「やや強」である。

3.育成地での玄米収量は「モチミノリ」に比べて標肥栽培で9%程度、多肥栽培で10%程度多収である。千粒重は「モチミノリ」よりも2g程度大きくなる。

4.玄米白度は「モチミノリ」よりもやや白く、外観品質は「モチミノリ」と同等かやや優る。

5.5°Cの冷蔵庫で24時間貯蔵しても餅は柔らかさが長持ちし、餅が硬くなりにくい代表的な品種「滋賀羽二重糯」よりも柔らかさが持続する。また、餅は外観、伸び、柔らかさに優れ、良食味である。

6.栽培適地は、北陸,関東以西の地域である。

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
31062
(2016年4月20日)
2016年7月27日 27495
(2019年6月20日)
25年
(満了日:2044年6月20日)
交配組み合わせ 旧系統名
中部糯110号×北陸糯199号 北陸236号