品種詳細

ふくあかね

大豆「ふくあかね」は暖地での栽培に適した赤大豆で、光沢のある赤褐色の種皮を持ち、黒大豆の「クロダマル」より早熟でほぼ同等の収量性をもつ。豆菓子など、赤褐色の種皮色を活かした加工品の製造に用いることができる。

主要特性

「ふくあかね」は在来の赤大豆「竹田在来87E」を母とし、大粒の黄大豆育成系統「九交980-11」を父とする交配組合せから育成された、暖地での栽培に適し、交配育種によって育成された初めての赤大豆品種です。

育成地の調査では、

  1. 成熟期は九州の標準的な栽培では11月10日前後となり、九州で栽培されている黒大豆の「クロダマル」より早熟で、子実収量は「クロダマル」とほぼ同程度です。
  2. 子実の大きさは「ふくあかね」の交配親の「竹田在来87E」や熊本県下で栽培されている在来の赤大豆「紅大豆」に比べ大きく、光沢のある、明るい赤色をしています。

活用面・留意点

  1. 「ふくあかね」の子実の色を活かし、地域特産品、6次産業化等への利用拡大が期待できます。
  2. 栽培適地は九州をはじめとする暖地です。
  3. 九州で栽培されている黒大豆の「クロダマル」や、黄大豆の「フクユタカ」より長茎で、やや倒伏しやすいので、密植にせず、中耕・培土を適期に行うようにして下さい。
  4. 青立ち株の発生がやや多い傾向にあり、適切な土壌水分管理や害虫防除に留意してください。

ふくあかね(子実)
「ふくあかね」の子実(左:クロダマル、右:フクユタカ)

「ふくあかね」のゆば
(子実)
「ふくあかね」で作った"ゆば"

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
32972
(2018年3月26日)
2018年6月18日

交配組み合わせ 旧系統名
「竹田在来87E」×「九交980-11」