品種詳細
トヨヒラ
「トヨヒラ」は平成8年度に農林登録された、柔らかくマイルドな辛みのたまねぎF1品種です。
北海道のたまねぎは肉質が硬く、辛味が強い傾向が見られ、サラダなど、料理の用途によっては食味の低下が指摘されていますが、「トヨヒラ」は、北海道向け品種ながらサラダに適し、かつ、秋播き品種に近い肉質と高い貯蔵性を兼ね備えています。「さらら」の商品名でも販売されています。
主要特性
- 北海道向けの長日性玉葱です。
- 肥大期は7月中下旬。倒伏期は8月上旬。熟期的には中晩生に属します。
- 肉質は柔らかく、食味が優れています。
- 辛味の目安となるピルビン酸の生成量が少なく辛味が弱い。
- 球は柔らかいですが、貯蔵性の腐敗・茎盤突出・萌芽が遅く貯蔵性が優れています。
- 球形はやや扁平で、りん葉は厚く、外皮は薄い。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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9776 (1997年4月11日) |
1999年3月18日 | 8842 (2001年3月19日) |
20年 (満了日:2021年3月19日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
2935A / CS3-12 | 月交18号 |
栽培上の注意
変形球および裂皮球が発生しやすいので、根切りによる枯葉の促進が必要です。