品種詳細
はくさい中間母本農7号
'はくさい中間母本農7号'は、小胞子からの植物体再分化能が高く、しかも再分化個体には高頻度で半数体倍加個体が含まれる。本系統を片親に用いた交雑後代を小胞子培養することにより、短期間に日本型ハクサイの遺伝的固定化を図ることができる。
主要特性
- 'Homei'と'野崎2号'との交雑F1'について、小胞子からの再分化能の選抜と選抜個体への実用品種の交雑を繰り返して育成された'はくさい中間母本農7号'は、再分化能が素材親系統'Homei'と同等以上で、小胞子1×105個当たり60の植物体を再生し、アブラナ科野菜で最も高い再分化能を示す系統の一つである。
- 'はくさい中間母本農7号'と低再分化能日本型ハクサイ品種'無双'の雑種が両親の中間の再分化能を示すことから、'はくさい中間母本農7号'の持つ高再分化能は遺伝形質である。
- 小胞子由来の再分化植物での自然倍加率が高く、高頻度で半数体倍加個体が得られる。
- 'はくさい中間母本農7号'は、高再分化能の素材親系統'Homei'と比較して、日本型ハクサイの形質を有するが、収穫期が遅い、結球部が細い、抽だいが早いなどの点で市販F1品種よりも劣る。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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14095 (2001年11月26日) |
2002年3月25日 | 12288 (2004年11月 8日) |
20年 (満了日:2024年11月 8日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
ハクサイ安濃9号 |