品種詳細

ぽろすけ

「ぽろたん」と同じように渋皮がむきやすく、「ぽろたん」より1週間程度早く収穫できるニホングリです。 「ぽろすけ」と「ぽろたん」は相互に受粉樹して利用できるので、この2品種を植栽することによって渋皮がむきやすいクリを安定生産できます。「ぽろすけ」という名前は、渋皮が'ぽろっ'とむけることと、「ぽろたん」を補完し(助け)、渋皮がむきやすいクリの供給期間拡大に貢献する品種であることに由来します。

主要特性

  • 渋皮のむきやすさは「ぽろたん」と同程度で、鬼皮の上から果肉に達する程度の傷を入れて加熱することで渋皮を簡単にむくことができます(写真1)。
  • 収穫期は「ぽろたん」よりも1週間程度早い8月下旬~9月上旬で、早生クリの代表的品種「丹沢」と同時期です(写真2,表1)。
  • 「ぽろすけ」と「ぽろたん」とを相互に受粉したそれぞれの結実率は、「ぽろたん」と従来の受粉樹との結実率と同程度です(表2)。このため、「ぽろすけ」と「ぽろたん」のみを植栽した園地では、収穫した果実に渋皮がむきにくいクリが混入する心配がありません。
  • 全国のクリ産地で栽培可能です。
  • 樹勢、収量及び双子果、腐敗果、虫害果の発生率は「丹沢」と同程度です。裂果は「丹沢」より若干少ない程度発生します(表1)。
  • 果実は「ぽろたん」より小さく、1果重は21 g程度です。「ぽろたん」、「丹沢」に比べて、果肉の色は黄色味がやや薄く、甘味、香気も若干少な目です。肉質はやや粉質で、「丹沢」と同程度にホクホクします(表3)。
    写真1「ぽろすけ」の渋皮のむけやすさ

    写真2「ぽろすけ」の結実状況

    表1「ぽろすけ」の樹体特性

    表2「ぽろたん」と「ぽろすけ」の交雑和合性

    表3「ぽろすけ」の果実特性

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
31235
(2016年6月 9日)
2016年9月29日 26828
(2018年5月29日)
30年
(満了日:2048年5月29日)
交配組み合わせ 旧系統名
550-40×丹沢 クリ筑波41号

栽培適地

全国のクリ産地で栽培可能で、「ぽろたん」と併せて栽培することにより、渋皮がむきやすいクリの収穫期間を拡大できます。

育成担当者

齋藤寿広、髙田教臣、澤村豊、西尾聡悟、平林利郎、佐藤明彦、加藤秀憲、尾上典之、内田誠

品種の利用許諾について