品種詳細
さとみどり
「さとみどり」は南方さび病に抵抗性の早生の飼料用とうもろこし品種で、暖地の晩播栽培が可能です。雌穂が大きくて割合も高く、推定TDN収量は晩生品種より多く、春播き栽培にも適しています。
主要な特徴
育成地の調査では、
- 絹糸抽出期は、九州地域の晩播栽培では"晩生"の「3470」より6日早く、育成地における春播き栽培では「ゆめちから」より2日遅い特性ですが、早晩性は「ゆめちから」と同じ"早生"に属すると判断されます。
- 稈長および着雌穂高は「3470」および「なつむすめ」より低い品種です。
- 乾物収量は"晩生"の「3470」と単純に比較すると90%強です。雌穂乾物重割合はともに「3470」および「なつむすめ」より高い特性です。育成地での春播き栽培では、乾物収量は「3470」より多く、春播き適性は「3470」より高いものです。
- 育成地での推定TDN収量は「3470」および「SH9904」と同等です。 南方さび病抵抗性は「3470」より強く、極強の「なつむすめ」並かやや強く、抵抗性程度は"極強"であると判断されます。
- 倒伏個体率は「3470」より少なく、折損個体率は発生が少ないが「なつむすめ」より多く、倒伏と折損の合計では差はありません。
活用面と留意点
- 暖地の晩播栽培で一般的な晩生品種より1週間程度早く収穫できます。
- 南方さび病には抵抗性ですが、夏播き栽培適性は不明です。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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31024 (2016年4月 8日) |
2016年7月27日 | 27395 (2019年3月19日) |
25年 (満了日:2044年3月19日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||