品種

九州沖縄農業研究センターの品種一覧

カテゴリ 品種の名称 公表日 概要
野菜
イチゴ属(Fragaria L.)
PM11号 2013年2月 1日 桃色(淡紫ピンク)のフリンジ咲きの花弁を有した紅花イチゴで、果房の伸長性がよく一斉開花性が強く、観賞性に優れます。「久留米IH1号」、「桃薫」に代表されるF.nilgerrensis由来のモモ様、ココナッツ様の香気を有した果実が結実します。
野菜
イチゴ属(Fragaria L.)
PM10号 2013年2月 1日 花弁色が濃い紅色(鮮紫ピンク)を有した紅花イチゴで、「久留米IH1号」、「桃薫」に代表されるF.nilgerrensis由来のモモ様、ココナッツ様の香気を有した果実が結実する観賞性に優れた品種です。
飼料作物
エンバク種(Avena sativa L.)
スナイパー 2012年8月21日 「スナイパー(A19)」は既存品種の中でも出穂が最も早く、九州地域では9月中に播種すれば年内に出穂し、多収となります。また、倒伏程度が既存品種より低く、粗蛋白質含量やTDN含量は出穂の早晩が同程度の「九州15号」より高くなります。サツマイモネコブセンチュウに対する増殖抑制については「たちいぶき」と同程度です。
工芸作物
サトウキビ属(Saccharum L.)
KY99-176 2012年8月21日 収穫しやすく宮古地域の夏植え栽培に適するさとうきびです。
食用作物
ダイズ種(Glycine max (L.) Merr.)
くろさやか 2012年7月19日 「くろさやか」は暖地・温暖地向けの黒大豆で、従来の暖地向け黒大豆「クロダマル」より成熟期が早く、多収です。粒大は極大粒の「クロダマル」より小さい大粒で、豆菓子等に適しています。また、青臭みの原因となる酵素(リポキシゲナーゼ)を子実に含みません。
食用作物
カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.)
コガネマサリ 2012年7月19日 「コガネマサリ」は高でん粉で焼酎醸造特性や貯蔵性が優れています。また、いもの外観や貯蔵性に優れ、線虫抵抗性や黒斑病抵抗性を備えています。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
たちはるか 2012年6月19日 「たちはるか」は、成熟期が「あきまさり」並の晩生種で、移植、直播栽培の双方で倒伏に強く多収である。いもち病、縞葉枯病に抵抗性で、「ヒノヒカリ」に近い良食味である。酒造原料用に適するほか、主食業務用米としても利用が期待できる。
飼料作物
トウモロコシ種(Zea mays L.)
Mi102 2012年2月20日 サイレージ用とうもろこしの自殖系統「Mi102」(エムアイヒャクニ)は、中生の晩のフリント種で、ごま葉枯病抵抗性及び耐倒伏性に優れ、組合せ能力が高い品種です。一代雑種品種の親品種として利用できます。
飼料作物
トウモロコシ種(Zea mays L.)
Mi88 2012年2月20日 サイレージ用とうもろこしの自殖系統「Mi88」(エムアイハチジュウハチ)は、中生のデント種で、ごま葉枯病抵抗性、耐倒伏性及び採種性に優れ、組合せ能力が高い品種です。一代雑種品種の親品種として利用できます。
工芸作物
サトウキビ属(Saccharum L.)
KN00-114 2012年1月13日 甘蔗糖度が高く品質の良い早期収穫向けさとうきびです。
食用作物
ハトムギ変種(Coix ma-yuen Roman.)
とりいずみ 2011年11月21日 「とりいずみ」は熟期が中生で関東以南の栽培地域に適する。耐倒伏性が強く、着粒数が多くて多収である。葉枯病には強く、葉枯病に起因する不稔粒の発生が少ない。製茶加工適性はよい。
食用作物
ダイズ種(Glycine max (L.) Merr.)
はつさやか 2011年7月26日 「はつさやか」は早生で、収穫製の高い大豆品種です。また、青立ちが少ないため、コンバインによる適期収穫が可能です。用途としてはタンパク含量が高いため、豆腐加工適性が高く評価されています。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
はるもに 2011年7月26日 トビイロウンカ、縞葉枯病、穂いもちに対する抵抗性遺伝子を合わせ持ち、3種類の病害虫に強い水稲うるち品種「はるもに」を育成しました。「ヒノヒカリ」よりも高温下での玄米の外観品質が優れています。九州に適した、中生熟期の良食味品種として特別栽培米への利用が期待されます。
工芸作物
サトウキビ属(Saccharum L.)
しまのうしえ 2011年7月26日 奄美以南向けとしては初の飼料用サトウキビ品種を育成しました。重要病害の黒穂病に強い抵抗性を示します。台風や干ばつなどの気象災害に強く、安定的に高い乾物収量が実現できます。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
ヒノヒカリ関東BL1号 2011年6月28日 いもち病抵抗性遺伝子Pitaを持つ「ヒノヒカリ」の同質遺伝子系統で、「ヒノヒカリ」のマルチラインを構成する品種として利用できます。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
やまだわら 2011年6月28日 反収750kg以上の高収量が期待でき、関東・東北以西において、炊飯米の粘りが強すぎない特徴を活かした外食・中食産業向けや冷凍米飯等業務用、醸造用掛米等としての利用が期待されます。
食用作物
コムギ種(Triticum aestivum L.)
小麦中間母本農9号 2011年4月 5日 「小麦中間母本農9号(赤かび系3号)」は閉花性で、赤かび病に対する初期感染抵抗性に優れる。また、遺伝子座(Fhb1)が抵抗性型で進展抵抗性に優れ、かび毒蓄積性も低い。両抵抗性を併せ持つ初の系統として、赤かび病抵抗性の交配母本に活用できる。
飼料作物
ソルガム属(Sorghum Moench)
九州交3号 2010年11月24日 ソルガム新品種「九州交3号」は、高消化性遺伝子bmr-18を持つ晩生のスーダン型ソルガム品種で、出穂前の収穫でも乾物収量、推定TDN含量が高く、出穂前に収穫することで穂に発生する主要病害糸黒穂を回避できる。
飼料作物
ソルガム属(Sorghum Moench)
JK2 2010年11月24日 ソルガム一代雑種親自殖系統「JK2」は、スーダングラスに属し中生で高消化性遺伝子bmr-18を持ち、スーダン型ソルガム(子実型×スーダングラス)の一代雑種品種「九州交3号」の花粉親系統として利用できる。
飼料作物
ソルガム属(Sorghum Moench)
JNK-MS-6B 2010年11月24日 ソルガムの細胞質雄性不稔系統「JNK-MS-6A」および維持系統「JNK-MS-6B」は、早生で高消化性遺伝子bmr-18を持つ子実型ソルガムで、一代雑種品種「九州交3号」の種子親系統として利用できる。
飼料作物
ソルガム属(Sorghum Moench)
JNK-MS-6A 2010年11月24日 ソルガムの細胞質雄性不稔系統「JNK-MS-6A」および維持系統「JNK-MS-6B」は、早生で高消化性遺伝子bmr-18を持つ子実型ソルガムで、一代雑種品種「九州交3号」の種子親系統として利用できる。
工芸作物
サトウキビ属(Saccharum L.)
KY01-2044 2010年11月24日 高バイオマス量サトウキビ新品種「KY01-2044」は、既存の製糖品種より株出しでの全糖収量やバガス収量が飛躍的に多く、多回株出し栽培でも多収である。砂糖・エタノール複合生産等の技術開発に向けたモデル品種として利用できる。
食用作物
ダイズ種(Glycine max (L.) Merr.)
すずかれん 2010年8月25日 葉焼病に強く、ハスモンヨトウに対して抵抗性を持った大豆の新品種を育成しました。やや晩生で、納豆加工適性が優れた小粒の品種です。
食用作物
ダイズ種(Glycine max (L.) Merr.)
フクミノリ 2010年8月25日 「フクミノリ」は西日本の主力品種「フクユタカ」に、重要食葉性害虫ハスモンヨトウに対する抵抗性を、DNAマーカー選抜技術を利用して付与した品種です。栽培特性や子実の品質・成分等は「フクユタカ」とほぼ同じで、豆腐加工に適しています。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
さよむらさき 2010年8月25日 「さよむらさき」は九州地方での栽培に向く、アントシアニンを含む初めての紫黒米の水稲もち品種です。倒伏に強く、玄米の着色がよい特徴があります。雑穀とブレンドした健康食品等、地域振興を目的とした特産品開発への利用が期待されます。
野菜
イチゴ属(Fragaria L.)
おいCベリー 2010年8月12日 「おいCベリー」は、ビタミンCが市販品種の中で最も多い「さちのか」の1.3倍含まれ、高い抗酸化活性を有した促成栽培向け品種で果実の日持ち性に優れ、糖度が高く食味も良好です。
食用作物
カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.)
サツママサリ 2010年7月21日 カンショ「サツママサリ」は「コガネセンガン」に比べ、いもの外観と貯蔵性が優れ、原料当たりの純アルコール収得量が高い。焼酎は甘くフルーティな香りとすっきりした味が特徴である。サツマイモネコブセンチュウに強い。
食用作物
カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.)
こなみずき 2010年6月14日 カンショ「こなみずき」はでん粉の糊化温度が一般品種のでん粉より約20°C低い。この低温糊化性でん粉はゲルの離水率や硬度が低く、耐老化性に優れ、高分解性である。いもの収量およびでん粉歩留は「シロユタカ」並で、線虫にも強い。
食用作物
カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.)
タマアカネ 2010年1月25日 「タマアカネ」はアメリカ合衆国から導入した高カロテン品種「Resist」を母、多収でいもの外観が優れる加工用系統「九系179」を父とする交配後代から選抜した醸造・加工用の新品種です。いもの外観や収量が優れており、これまでの育成品種のなかで最も多くのβ-カロテンを含んでいます。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
まきみずほ 2009年9月24日 水稲新品種「まきみずほ」は暖地で早生の晩に属する粳種である。稲発酵粗飼料用として全重が多く強稈であり、普通期栽培では暖地の主食用基幹品種「ヒノヒカリ」より早く収穫でき、晩植栽培でも地上部乾物収量が減収しにくい特徴を持つ。

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