第3回 産学官連携による「エコフィード」の取組み
近年、飼料価格高騰により畜産農家は厳しい経営を余儀なくされています。一方、国においては飼料自給率向上のため様々な施策を行っています。例えば、平成13年の食品リサイクル法の施行以降、食品廃棄物の発生抑制や再生利用について、各種の対策が進められています。その後も一層の対策推進のため、平成19年12月には、食品リサイクル法が改正され、特に食品残さの飼料への再生利用については実用レベルの技術開発が求められるようになりました。- 食品の製造、流通、消費の現場から年間約1100万トンの食品残さが排出されています。「エコフィード」とは、このような食品残さを原料として製造された飼料のことです。
- 飼料自給率向上の一環としてエコフィードの推進が強く求められています。
第2回 べにふうき緑茶の抗アレルギー作用とそれを利用した製品開発
茶(Camellia sinensis L.)は薬用として何千年も使われてきた植物です。同じ葉から不発酵茶(緑茶)、発酵茶(烏龍茶、紅茶)、後発酵茶(黒茶)を製造できます。茶には、様々な生理機能性があることが学会等で報告されており、特にカテキン類の機能性については数多くの研究例があります。本特集では、抗アレルギー作用をもつ茶成分を探索し、それを利用した製品開発を行ってきた研究開発事例について紹介します。
第1回 産学官連携による「紫サツマイモ」食品の開発
アントシアニン高含有の紫サツマイモを開発し、これを主原料にした世界初の新規飲料を開発する。追随して多種多様な紫サツマイモ製品が続々誕生する。- 成分同定と試験管内レベルでの機能性評価研究が主流であった時代に、肝機能改善や血圧上昇抑制作用等の生活習慣病予防効果を実験動物レベル、ヒトレベルにて評価・実証する。今日の潮流である食品による生活習慣病予防効果研究の先駆け研究となる。
- 紫サツマイモの健康機能性として、肝機能改善、血圧上昇抑制効果、血液サラサラ効果、血管弛緩作用、血糖値上昇抑制作用、血中中性脂肪上昇抑制作用、抗酸化作用など多様な機能性を次々と明らかにする。
- ヒト介入試験実施のために設立したベンチャー企業で経験した成功と失敗。産学官連携研究の推進に役立つ様々なノウハウを培う。
