育成系統情報

東北224号

特性の概要

本系統は菓子用に適し、育成地では次のような特徴がある。

  • 播性はIVで出穂期は「ネバリゴシ」より5日早いが、成熟期は2日遅い早生種である。
  • 白ふ、有芒で稈長は「ネバリゴシ」よりやや長く、穂数は同程度である。
  • 耐寒雪性は「ネバリゴシ」より弱く、倒伏は少ない。穂発芽性は“やや難”である。
  • 縞萎縮病及び赤さび病抵抗性は“中”でうどんこ病抵抗性は”やや強”である。赤かび病抵抗性は「ネバリゴシ」と同様に“中”である。
  • 子実重は「ネバリゴシ」より大きく、容積重は同程度から小さく千粒重は大きい。外観品質は同程度からやや優れる”中の中”である。
  • 軟質小麦で、製粉歩留は「ネバリゴシ」とほぼ同じである。
  • 原粒及び60%粉灰分は「ネバリゴシ」と同程度に少なく、「キタカミコムギ」より優れる。原粒及び60%粉蛋白は「ネバリゴシ」や「キタカミコムギ」と同程度に少ない。
  • Wx-A1欠失型であるが、アミロース含量は通常アミロースの「キタカミコムギ」より1%低い程度である。
  • 粉の色相は「ネバリゴシ」より明るさ、白さが優れ、「キタカミコムギ」と比較すると白さは同程度で明るさがわずかに劣る。
  • アミログラムの最高粘度は大きく、ブレークダウンは小さい。
  • ファリノグラムの値は概ね「ネバリゴシ」並である。
  • スポンジケーキ適性試験では比容積が「ネバリゴシ」や「キタカミコムギ」より大きくて優れる。
  • 製めん適性試験ではめんの色が「ネバリゴシ」より優れる。
栽培適地 育成系統年 用途 主要特性
東北・北陸の平坦地 2007年1月 1日 菓子用 播性IV、東北では早生、耐寒雪性やや弱、低蛋白、粉色が白く明るい