平成28年熊本地震農業被害からの復旧・復興のための参考技術情報

水稲の晩植栽培

  • 平成28年熊本地震では、水田と水路などの農業用施設の被害により平年どおり田植えができない状況が発生しました。本資料では、水稲の移植を遅らせた場合に注意すべき点について説明します。
  • 九州ではタバコやイグサの後作水稲、二期作水稲が行われていたように、水稲の遅植え栽培が可能です。
  • 遅植え栽培は、平均気温が23~24°C以下になる前に出穂期を迎えるように逆算し、品種と田植え日を決めます。山間部は7月上旬まで、平坦部は8月中旬まで田植え可能です。
  • 遅植え栽培ではコシヒカリや極早生品種が使用できます。
  • ただし、充分な分げつをしないうちに出穂するために減収しやすくなりますので、株間を詰める、田植機の苗の掻き取り本数を増やすといった栽植密度を高めることが有効です。
  • また、出穂期を早めるためには、葉齢の進んだ成苗(大苗)の使用が有効で、コシヒカリでは出穂期が2~4日早まります。

図1 参考文献
1)国分牧衛(2004)農学基礎セミナー新版作物栽培の基礎:82-86.

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法人番号 7050005005207