平成28年熊本地震農業被害からの復旧・復興のための参考技術情報

冬季の繁殖牛の屋外飼養に対応するススキ優占草地の利用

  • 平成28年熊本地震による畜舎の損壊に対応するため、今後、やむを得ず冬季に牛を屋外で飼養する場合が想定されます。そこで、本資料では、阿蘇地域にあるススキ優先草地を活用した屋外での飼養管理技術を紹介します。
  • 被災地のススキ優占草地は、繁殖牛の妊娠中期までの冬季放牧地として活用できるので、屋外でも繁殖牛を飼養できます。生産された子牛の生時体重や発育性には影響しません。
  • 具体的には、冬季放牧地として利用する草地では、7月中旬以降は放牧を休止して牛がススキを食べないようにします。11月下旬から冬季放牧を開始し、1月上旬からは補助飼料としてフスマを日量1~2kg/頭を給与します。放牧は3月上旬に終了し、次年度続けて冬季放牧を行う場合は終牧後に掃除刈りをします。
  • 冬季放牧以外のシーズンは、ススキ優先草地以外での放牧が必要です。また、分娩前後は母牛の栄養確保のため濃厚飼料等で増し飼いを行います。

図1 参考文献
1)高橋ら(2014)近中四農業研究、24:65-70

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法人番号 7050005005207