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平成23年度九州沖縄地域マッチングフォーラム開催要領

情報公開日:2011年8月11日 (木曜日)

 -温暖化等により新たに問題となった病害虫や雑草とどう闘うか?-

8月24日(水曜日)の 10時00分 より、『平成23年度九州沖縄地域マッチングフォーラム開催要領 -温暖化等により新たに問題となった病害虫や雑草とどう闘うか?-』を 沖縄県男女共同参画センター 「てぃるる」 (地図) で開催いたします。

入場無料ですので是非ご来場下さい。

開催趣旨

 地域農業の振興を目指し、農業現場のニーズを踏まえた研究の推進と、研究成果の現場等への迅速な普及を促進するため、生産者、農業団体、普及関係者、研究者等が双方向の意見・情報交換を行う地域マッチングフォーラムを開催いたします。

 現在、地球温暖化に伴う農作物の被害の低減が、農政の重要課題となっております。特に、温暖化の最前線である九州沖縄地域においては、新たに発生する病害虫や雑草の防除技術の開発が共通の課題であり、今年度の地域マッチングフォーラムは「温暖化等により新たに問題となった病害虫や雑草とどう闘うか?」をテーマとしました。

 本テーマのもと、研究者と生産者等の密接な連携により新たな防除技術の開発・普及が推進されている事例に関する研究者と生産者等の視点からの講演および総合討論を行います。

開催日時

平成23年8月24日(水曜日) 10時00分~16時00分

開催場所

〒900-0036 那覇市西3丁目11番1号
Tel:098-866-9090 Fax:098-866-9088
沖縄県男女共同参画センター 「てぃるる」 (地図)

テーマ

「温暖化等により新たに問題となった病害虫や雑草とどう闘うか?」

主催等

主催

農林水産省農林水産技術会議事務局、(独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター、九州農業試験研究機関協議会

協賛

沖縄県、内閣府沖縄総合事務局、農林水産省九州農政局、社団法人 農林水産技術情報協会

後援

沖縄県農業会議、沖縄県農業協同組合中央会、沖縄県農業協同組合、沖縄タイムス、琉球新報、日本農業新聞 九州支所、NHK沖縄放送局、QAB 琉球朝日放送、琉球放送 (RBC)、沖縄テレビ放送 (OTV)

参加費

無料

参加申し込み

参加者を取り纏めの上、8月8日(月曜日)までに、Faxでお申し込み下さい。

参加申込書

下記のファイルダウンロードよりダウンロードしてお使いください。

Fax送信先

Fax:096-242-7543
九州沖縄農業研究センター 広報普及室 行き

その他

当日の昼食斡旋について

当日の昼食につきましては、弁当の斡旋を行います。(料金は500円)
ご希望の方はその旨をご記入願い、当日受付で料金をお支払い下さい。

プログラム

総合司会:九州沖縄農業研究センター 企画管理部長  土肥宏志

10時00分~10時02分

開会

10時02分~10時20分

挨拶

  • 農林水産省農林水産技術会議事務局長
  • 農研機構 九州沖縄農業研究センター 所長(九州農業試験研究機関協議会会長)
  • 沖縄県企画部長

10時30分~11時15分

研究成果発表(1) カンキツグリーニング病を防除する『特効薬』はこれだ!

  • 座長:農研機構九州沖縄農業研究センター  生産環境領域(糸満)  市瀬 克也
  • 研究者:農研機構果樹研究所  品種育成・病害虫研究領域(侵入病害虫)  岩波 徹
  • 生産者等:沖縄県大宜味村シークワーサー振興室  主事  宮城 光一

カンキツグリーニング病は、カンキツの樹勢を著しく低下させ、葉の著しい黄化や落葉を起こし、樹を2,3年で枯らします。ミカンキジラミによって伝搬され、南西諸島の多くの地域で発生しています。

本病の被害を防ぐ技術は、2つの要素から成り立ちます。一つは罹病樹を早期発見・早期伐採して感染源を減らすことで、ここでポイントとなるのが、早期発見を可能にする高精度な診断法です。最近の研究で、遺伝子診断法と呼ばれる高精度な診断法の開発が進んでいます。もう一つは、一斉防除により地域全体のミカンキジラミの密度を低下させ、圃場へのミカンキジラミの飛び込みの機会を減らすことです。これらの取り組みにより、近年グリーニング病の被害は少なくなっています。

11時15分~12時00分

研究成果発表(2) 野菜害虫ナスミバエを不妊虫でやっつけろ!in与那国島

  • 座長:沖縄県 病害虫防除技術センター  所長  西村 真
  • 研究者:沖縄県 農業研究センター  病虫班  主任研究員  原口 大
  • 生産者等:沖縄県 八重山農林水産振興センター  農業改良普及課  与那国駐在  白玉 敬子

日本の南に位置する沖縄県は、その地理的条件から南方からの侵入害虫が多くなっています。中でも検疫対象害虫の侵入・定着は農産物の出荷制限など、深刻な問題を引き起こします。1984年に与那国島へ侵入したナスミバエはナス科植物の果実を加害する検疫対象害虫で、1999年以降、定着が確認されました。その後、2004年に韓国政府は九州・南西諸島からのトマト青果の輸入を禁止しました(2006年以降は与那国のみが禁止対象)。
沖縄県は本種のまん延を防止するため2004年12月より不妊虫放飼法による根絶防除を開始しました。調査の結果、2009年4月以降発生が認められておらず、今年度内に根絶を達成する予定です。本講演では当センターで実施した技術開発と防除の経過について簡単に紹介します。

昼食休憩(12時00分~13時00分)

13時00分~14時00分

パネルによる研究成果の紹介、技術相談
九州沖縄各県や九州管内の独法機関の研究成果をパネルや現物で紹介します。

14時00分~14時45分

研究成果発表(3) イネウンカの飛来予測で米を守る

  • 座長:農研機構 九州沖縄農業研究センター  生産環境領域(虫害研究)  松村 正哉
  • 研究者:農研機構 九州沖縄農業研究センター  生産環境領域(虫害研究)  大塚 彰
  • 生産者等:宮崎県 総合農業試験場  病害虫防除・肥料検査  兼  病害虫防除・肥料検査センター  主査  中村 正和

トビイロウンカ、セジロウンカ、そしてヒメトビウンカは、イネの養分を吸い取り、病原ウイルスを媒介する重要害虫です。2005年以降トビイロウンカが東アジアで大発生しています。2008年にはヒメトビウンカが海外から日本に多量に飛来し、イネ縞葉枯病を発生させました。2010年にはセジロウンカが媒介する新ウイルスの侵入が西日本で確認されました。ウンカは長距離移動性の昆虫であり、主に六月上旬の麦刈りの時期や、梅雨期に西日本を中心とした水田に飛来侵入します。
そこで、農研機構と日本植物防疫協会では害虫管理に役立てるために、ウンカの飛来を予測するインターネットサービスを開発しました。その内容を紹介します。

14時45分-15時30分

研究成果発表(4) 難敵雑草ヤブガラシとの闘い方

  • 座長:農研機構 九州沖縄農業研究センター  水田作・園芸研究領域(雑草防除研究)   住吉 正
  • 研究者:沖縄県 農業研究センター 石垣支所  主任研究員  比屋根 真一
  • 生産者等:沖縄県 南部農業改良普及センター  地域特産振興班  安仁屋 政竜、さとうきび栽培農家(糸満市)  玉城 信栄

沖縄本島南部地域のサトウキビ畑においてヤブガラシ類が発生し、サトウキビの生育に影響を及ぼしています。そこで、非選択性茎葉処理剤であるグリホサートカリウム塩液剤をもちいたヤブガラシ類の防除技術を検討しました。ヒイラギヤブガラシが繁茂した休耕畑において、グリホサートカリウム塩液剤処理の多回散布をおこなうことによりヒイラギヤブガラシの生育本数が抑えられました。また、グリホサートカリウム塩液剤をサトウキビ畦間で散布するときは、仮茎長150cm以上の条件で作物体にかからないように飛散防止カバー付き少量散布ノズルで散布することが望ましいです。これらの防除技術により、ヤブガラシ類の防除に寄与するものと期待されます。

 

15時30分~15時45分

総合討論
研究成果発表を踏まえた意見交換

15時50分~16時00分

閉会挨拶
九州農業試験研究機関  協議会  副会長(沖縄県農業研究センター所長)

法人番号 7050005005207