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サマー・サイエンスキャンプ2012の募集案内

情報公開日:2012年5月28日 (月曜日)

プログラム「地球温暖化のリスク、水稲の高温障害について調べてみよう」

中央農業総合研究センターの開催概要

冷害、高温障害、干ばつ、過湿害など、農業生産は気象条件によって大きな影響を受けます。地球温暖化によって大規模な気候変動が生じると私たちの農業や食料生産はどうなるのでしょうか。例えば、熱帯、亜熱帯起源と言われる稲についても、意外に高温に弱い部分があることがわかってきました。
このプログラムでは、地球温暖化の気象学的な仕組みを学ぶとともに、気象を正確に測ること、気象情報を地図化する技術などの農業気象学的な基本技術を体験していただきます。また、温度センサーを自作して水稲の体温測定を行い、高温障害の観察を通じて水稲の環境反応を探りましょう。高温に遭った稲に何が起こるか。まずは、皆さんの目で確かめてもらいたいと思います。
人類は、食料生産を安定して続けていくために、地球温暖化の影響を知り、対策を立てる必要があります。そのために何が必要かを考えるきっかけになるようなプログラムです。

会場

独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター

〒305-0856 茨城県つくば市観音台3-1-1
(交通案内)

募集人数

10名

応募締切日

2012年6月14日 (木曜日)
(お申し込みは公益財団法人 日本科学技術振興財団のサイエンスキャンプのホームページへ)

キャンプのプログラム内容(予定)

  • 地球温暖化と農業生産
    地球温暖化のメカニズムや地球温暖化の農業生産への影響を、最先端の研究成果をもとに学びます。
  • 気象観測や植物体温の測定
    私たちにとって身近な気温も、日光の影響を受けて真の値より温度が高めになってしまうなど、正確に測ろうと思うと意外に難しいものです。しかし、研究の第一歩は正確な測定によるデータの積み重ねです。正確に気象を測る方法を学ぶとともに、気象データをコンピュータ上でマップ化してもらいます。また、熱電対という温度センサーを自作して植物体温を測定してみましょう。さらに、稲の葉の気孔の状態を顕微鏡や機械を使って調べましょう。というのは、植物体からの水分の蒸発は気孔を通じて行われますが、気孔の密度や開き具合は、植物体温と密接な関係があるからです。
  • 水稲の高温障害の観察
    皆さんは稲の花が咲くのを見たことはありますか?目立たない花ですが、稲穂が出た後のお昼前くらいに観察すると外穎と内穎(将来、籾殻になる部分です)が割れて、その中から黄色の葯が出てきます。それが稲にとっての開花です。初めて見ると少し感動します。実は、稲は開花中が最も高温に弱いと言われており、その時期に35°C以上の高温に遭遇すると空籾となってしまいます。また、玄米の成長時期に高温に遭遇すると、お米が白濁して商品価値が下がることがあります。高温に遭った稲を皆さんの目で観察してみましょう。

スケジュール(予定)

(第1日目)8月1日(水曜日)

12:30-13:00 集合受付
13:00-13:30 開講式
13:30-14:15 講義1「地球温暖化とは何か」
14:15-15:00 講義2「地球温暖化と農業」
15:00-15:15 休憩
15:15-15:45 実演「様々な気象観測機器による気象測定」
15:45-17:15 実習1「温度センサー(熱電対)を作る」

(第2日目)8月2日(木曜日)

 9:00-10:00 実習2「イネの高温障害を調査する」
10:00-12:00 実習3「イネの体温や気孔の状態を測る」
12:00-13:00 昼食
13:00-15:00 実習4「調査・測定結果を解析する」
15:00-15:15 休憩
15:15-17:15 実習5「マップツールを使って気象情報の分布を図化する」
17:15-19:00 講師等との交流会

(第3日目)8月3日(金曜日)

 9:00-12:00 レポート作成
12:00-13:00 昼食
13:00-14:30 発表会・閉講式

*1、2日目の夜は宿舎でミーティングを行います。

募集要領の詳細については、公益財団法人日本科学技術振興財団サイエンスキャンプのホームページをご覧ください。

法人番号 7050005005207