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平成24年度九州沖縄地域マッチングフォーラム開催要領

情報公開日:2012年7月27日 (金曜日)

 -環境に優しい技術で土壌病害虫に立ち向かう!-

平成24年9月12日(水曜日)の 10時00分 より、『平成24年度九州沖縄地域マッチングフォーラム -環境に優しい技術で土壌病害虫に立ち向かう!-』を JA・AZM(アズム)ホール(宮崎県宮崎市 :地図) で開催いたします。

入場は無料です。是非ご来場ください。

開催趣旨

 地域農業の振興を目指し、農業現場のニーズを踏まえた研究の推進と、研究成果の現場への迅速な普及を促進するため、生産者、農業団体、普及関係者、研究者が双方向の意見・情報交換を行う地域マッチングフォーラムを開催いたします。

 近年、環境への負荷軽減に対する国民の関心が高まる中で、施設園芸が盛んな九州沖縄地域においては、農薬に頼らない土壌病害虫の防除技術の開発が共通の課題となっており、このため、今年度の地域マッチングフォーラムは「環境に優しい技術で土壌病害虫に立ち向かう!」をテーマとしました。

 本テーマのもと、研究者と生産者等の密接な連携により新たな技術の開発・普及が推進されている事例に関し、講演および総合討論を行います。

開催日時

平成24年9月12日(水曜日) 10時00分~16時00分

開催場所

〒880-0032 宮崎県宮崎市霧島1丁目1番1
Tel 0985-31-2000
JA・ AZM(アズム)ホール

テーマ

「環境に優しい技術で土壌病害虫に立ち向かう!」

主催等

主催

農林水産省農林水産技術会議事務局、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター、九州農業試験研究機関協議会

協賛

宮崎県、農林水産省九州農政局、社団法人 農林水産・食品産業技術振興協会

後援

JAグループ宮崎、宮崎県農業共済組合連合会、公益社団法人 宮崎県畜産協会、宮崎県農業会議、公益社団法人 宮崎県農業振興公社

参加費

無料

参加申し込み

参加者を取りまとめの上、8月27日(月曜日)までに Fax でお申し込み下さい。

参加申込書

下記のファイルダウンロードよりダウンロードしてお使いください。

Fax送信先

Fax:096-242-7543
九州沖縄農業研究センター 広報普及室 行き

その他

当日の昼食斡旋について

弁当(500円)を希望する場合、参加申込書に記入してお申し込みください。
当日、会場の受付で弁当代を徴収し、昼食時の弁当引換券をお渡しします。

プログラム

総合司会:九州沖縄農業研究センター 企画管理部長 (九州農業試験研究機関協議会事務局長)

10時00分~10時02分

開会

10時02分~10時20分

挨拶

  • 農林水産省農林水産技術会議事務局長
  • 農研機構 九州沖縄農業研究センター 所長(九州農業試験研究機関協議会会長)
  • 宮崎県農林水産部長

10時30分~11時15分

研究成果発表(1)宮崎発!太陽熱を利用した土壌消毒の今後の展開

  • 座長:農研機構九州沖縄農業研究センター  生産環境研究領域(環境資源研究)  嶋谷 智佳子
  • 研究者:宮崎県営農支援課  専門技術指導担当(土壌肥料)  上田 重英
  • 生産者等:都農町ミニトマト農家  山口 安彦

宮崎型改良陽熱消毒法(白木1999)は、従来の陽熱消毒法と異なり、a.堆肥・基肥施用、b.耕耘・畦立て、c.散水し土壌水分を高めた後、ビニールで被覆して太陽熱土壌消毒処理を行い、d.消毒後(40 °C以上の地温が2 週間以上必要)はそのまま定植する方法です。土 壌の移動が非常に少ないため、再汚染の可能性の低い効果の高い消毒法である反面、土壌中に存在するアンモニア化成菌や亜硝酸化成菌等の有用な微生物の菌密度が低下し、回復に時間がかかる傾向にあります。そのため、早急な回復を図るため硝酸化成菌資材の添加 等様々な工夫が必要です。

今回は、宮崎型改良陽熱消毒法とその取り組みについて紹介します。

11時15分~12時00分

研究成果発表(2) 線虫抑制作物のかしこい使い方

  • 座長:農研機構九州沖縄農業研究センター  畑作研究領域(畑輪作研究)  安達 克樹
  • 研究者:農研機構九州沖縄農業研究センター  生産環境研究領域(線虫害研究)  立石 靖
  • 生産者等:(有)コウワ社長  田中 耕太郎

南九州地域の畑作では、特にいも類や根菜類の栽培において、ネコブセンチュウやネグサレセンチュウの寄生による減収や品質低下が問題となっています。有害線虫の増殖を抑制する「線虫抑制作物」を栽培することによって、後作作物の線虫被害を軽減することが 可能です。しかしながら、栽培コストが低廉で、それ自体に商品価値があり、基幹作物の作期と競合せずに、あらゆる有害線虫種を抑制する、といった万能の線虫抑制作物は存在しないため、普遍的な防除対策にはなり得ていません。

本講演では、線虫抑制作物のより実用的な利用方法として、エンバク品種「たちいぶき」の秋作栽培によって、後作サツマイモのネコブセンチュウ被害を抑制する技術を紹介します。

昼食休憩(12時00分~13時00分)

13時00分~14時00分

パネルによる研究成果の紹介、技術相談
九州沖縄各県や九州管内の独法機関の研究成果をパネルや現物で紹介します。

14時10分~15時20分

研究成果発表(3) 農薬に頼らない新しい技術で、野菜を枯らす土壌病害に立ち向かう!

  • 座長:農研機構 九州沖縄農業研究センター  暖地野菜花き研究調整監  坂田 好輝
  • 研究者:宮崎県総合農業試験場  生物工学部  杉田 亘

※ ピーマンの土壌病害複合抵抗性台木「みやざき台木3号」の育成について

宮崎県はピーマンの主要産地ですが、近年、土壌病害である青枯病により大きな被害が生じ、早急な対策が求められています。また、臭化メチルの全廃により、今後一層の被害拡大が懸念されています。そこで、農林水産省の「先端技術を活用した農林水産研究高度 化事業(2006-2008 年度)」において、土壌病害複合抵抗性台木品種'みやざき台木3 号(品種登録:第21221 号、農林認定:とうがらし農林台5 号)'を育成しました。本品種は、青枯病に対して非常に強い抵抗性を有しており、青枯病発生圃場で栽培しても、安定的な収 量の確保が期待されます。宮崎県では、2010 年から青枯病発生圃場を中心に、本品種の普及推進を図っており、2011 年は約16 ha で栽培されています。

 

  • 生産者等:宮崎県 総合農業試験場  生物環境部  黒木 尚

※ 残さの腐熟処理によるキュウリ緑斑モザイク病の防除対策について

キュウリ緑斑モザイク病は、種子伝染および土壌伝染するウイルス病です。発生すると汁液伝染により隣接株に蔓延するため、経済的に大きな被害が出ることや防除が難しいことから大きな問題となっています。本病は、臭化メチル剤でしか防除できないことから、これまで不可欠用途用の使用が認められていましたが、2012 年末日で終了し、2013 年以降は一切使用できません。そこで、宮崎県は(独)農研機構・中央農業総合研究センターを中心に関係機関と協力し、残さの腐熟処理に注目した代替技術を開発しましたので紹介します。残さの腐熟処理は、化学くん蒸剤を使用しないことから「環境に優しい、生産者にも安全な技術」となっています。

 

15時25分~15時45分

総合討論
研究成果発表を踏まえた意見交換

15時50分~16時00分

閉会挨拶
九州農業試験研究機関  協議会  副会長(宮崎県総合農業試験場長)

法人番号 7050005005207