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水曜会(第675回)

情報公開日:2013年1月22日 (火曜日)

日時

平成25年1月30日(水曜日)13時30分~

場所

(独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 講堂
茨城県つくば市観音台3-1-5 (交通案内/会場案内(建物3))
Tel: 029-838-7707(企画管理部 業務推進室 交流チーム)
Fax: 029-838-7907

参加希望者の事前登録は不要、当日参加も可能です。多数のご来聴をお待ちしております。

内容

座長:辻 尚利(動衛研)

ワクモの生態、被害、防除対策

○村野多可子 (千葉県畜産総合研究センター)

養鶏産業界に多大な経済的損失を与える鶏の外部寄生虫の筆頭として、ワクモ (Dermanyssu gallinae)が国内外でも大きな問題となっている。鶏の病気で もっとも恐れられているのは「鳥インフルエンザ」であるが、経済的損失が大き いのはワ クモであり、生産現場においては本ダニの防除対策が一番の課題であ る。鶏舎構造の変化により、ウインドウレスなどのような温度管理がなされて いる飼養方法では1年を通して増殖・被害がみられ、国内全域で問題となってい る。ワクモの生息場所はケージのつなぎ目、卵受けなど鶏体から離 れた場所で あり、吸血時のみ鶏体に移動する。ワクモは吸血しないでも40週間以上生存する ものもいる。ワクモによる被害は、吸血による貧血・ 死亡、免疫力の低下、飼 料摂取量の減少・産卵率の低下、汚卵の発生、管理者の離職などがある。年間の 生産額の損失は66億円、殺虫剤費は43 億円と莫大な被害である。防除対策とし て殺虫剤が用いられているが、薬剤抵抗性ワクモの出現により効果が期待出来な い農場が増加している。防 除の一番の決め手は空舎期間におけるワクモの清浄 化作業であり、高圧高温洗浄機の使用、洗浄の徹底、廃鶏出荷後・ひな導入前の 2回の殺虫剤散 布などが望まれる。

法人番号 7050005005207