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水曜会(第678回)

情報公開日:2013年6月18日 (火曜日)

日時

平成25年6月25日(火曜日)13時30分~

場所

(独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 講堂
茨城県つくば市観音台3-1-5 (交通案内/会場案内(建物3))
Tel: 029-838-7707(企画管理部 業務推進室 交流チーム)
Fax: 029-838-7907

参加希望者の事前登録は不要、当日参加も可能です。多数のご来聴をお待ちしております。

内容

座長:永田 礼子(動衛研)

ヨーネ病の発病機構の解明と診断法の開発・改良

○川治 聡子(動衛研)

家畜法定伝染病として撲滅対象疾病にも指定されているヨーネ病は、有効な治療法・ワクチン等が開発されておらず、現在のところ感染動物の摘発淘汰が主要な防疫措置となっている。しかしながら、本疾病は潜伏期間が2~5年と長期間におよぶため、現行のヨーネ病検査では病状の進行した感染動物は摘発されても、感染初期段階で検出することは難しいと考えられている。さらに、本病の原因菌であるヨーネ菌は、宿主細胞内あるいは自然環境中などさまざまな環境条件に適応して長期間生存可能であることが知られている。演者はこれまで、感染初期および不顕性感染期におけるヨーネ菌の動態を明らかにし、感染動物をできるだけ早期に摘発する診断法を開発することを研究テーマとして取り組んでおり、本発表においては前所属であるシドニー大学博士課程での研究内容も含めて紹介したい。

座長:彦野 弘一(動衛研)

ベトナムにおける豚インフルエンザウイルスサーベイランス

○竹前 喜洋(動衛研)

豚インフルエンザウイルス(SIV)は、豚に発熱・咳・鼻水などを伴う急性の呼吸器症状を引き起こし、養豚業に経済的損失を与える病原体の一つである。私どもは、2010年2月以降、農場・と畜場内におけるSIV循環メカニズムを調べるため、ベトナム国北部のハノイ市と南部のホーチミン市を基点としたSIV調査を年に2~3回行っている。これまでに北部地域の3省、南部地域の7省を調査対象とし、延べ302農場・と畜場のいろいろな週齢の健康豚から鼻腔ぬぐい液を総計5,434検体採取した。鼻腔ぬぐい液は、ウイルス分離のためにMDCK細胞又は豚肺胞上皮細胞に接種した。その結果、4~12週令までの若齢の豚からのウイルス分離率が最も高かった。分離されたSIVの全分節の遺伝子解析から、2009年以降、世界中で大流行を起こしたパンデミック(H1N1)2009ウイルスのベトナムの豚への侵入及び、これまでにベトナムで報告されたことのない遺伝子の組み合わせを持ったSIVの循環を明らかにした。今後も、2015年まで年2回のペースでベトナム国でのSIV調査を予定している。

法人番号 7050005005207