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東北農業研究センター

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平成25年度 農研機構セミナー イネいもち病「圃場抵抗性」は本当に持続的なのか?

情報公開日:2013年10月 2日 (水曜日)

~抵抗性に関与する遺伝子の最新知見から抵抗性の持続的利用戦略について考える~

趣旨

いもち病に対するイネの抵抗性は真性抵抗性と圃場抵抗性に大別され、真性抵抗性を導入した品種では数年の栽培後にはこれを侵害するいもち病菌の菌系(レース)が出現し、罹病化することが知られています。一方、圃場抵抗性は一定の発病抑制効果があり、これらが罹病化した事例もないため、持続的であると考えられてきました。

近年、圃場抵抗性に関与する単一の主働遺伝子が単離され、構造と機能に関する知見が蓄積されるとともに、これらの圃場抵抗性遺伝子を侵害するいもち病菌のレースの存在も明らかになってきました。すなわち、圃場抵抗性品種の育種がマーカー選抜により効率的に進められつつあるものの、圃場抵抗性の持続性については多角的に再検討する必要があると考えられます。

そこで本セミナーでは、イネの圃場抵抗性遺伝子の構造と機能の解析、圃場抵抗性品種に病原性を示す機能に関与するいもち病菌の非病原力遺伝子の同定、育種現場における圃場抵抗性品種利用の現状と問題点について報告と検討を行い、圃場抵抗性の持続的利用に向けた今後の課題を議論します。

主催

独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構

開催日時

平成25年11月11日(月曜日)
13時00分~17時00分
(受付開始 12時15分)

開催場所

つくば国際会議場 中ホール
〒305-0032 茨城県つくば市竹園2-20-3
Tel.029-861-0001
※つくば駅より徒歩10分(交通アクセス / 周辺地図)

プログラム

開会挨拶

13時00分

セミナー主旨の解説

13時05分~13時10分

講演

13時10分~15時55分

  • 圃場抵抗性遺伝子とそれに対応する非病原力遺伝子の最新知見
    • 優性圃場抵抗性遺伝子Pi35・Pb1~真性抵抗性遺伝子と同じ構造を持ち、量的抵抗性を示す遺伝子~
    • (独)農業生物資源研究所    林 長生

    • 優性圃場抵抗性遺伝子Pi34~機能未知の遺伝子を含むPi34領域の解析~
    • 農研機構東北農業研究センター    善林 薫

    • 非病原力遺伝子AVRPi34・AVRPi35 ~圃場抵抗性遺伝子に対応する非病原力遺伝子~
    • 農研機構中央農業総合研究センター    安田 伸子

    • 侵害菌の拡散抑制のためのリスク分析~水稲圃場に対する陸稲菌の侵入条件を考える~
    • 農研機構中央農業総合研究センター    鈴木 清樹

  • イネの病害防御機構に対する病原菌の攻撃を回避するタイプの圃場抵抗性
    • 劣性圃場抵抗性遺伝子pi21~育種利用可能な耐病性の負の制御因子~
    • (独)農業生物資源研究所    福岡 修一

    • 植物病原菌が劣性遺伝子を侵害しない理由を考察する~罹病性遺伝子をつぶす理由は菌にない~
    • 農研機構中央農業総合研究センター    芦澤 武人

  • 圃場抵抗性品種の普及にむけて
    • 圃場抵抗性の導入系統・品種について~ 普及事例と解決すべき問題点 ~
    • 愛知県農業総合試験場山間農業研究所    吉田 朋史

    • 長野県における抵抗性利用~有機栽培での穂いもち圃場抵抗性品種の導入に向けて~
    • 長野県農業試験場    高松 光生

総合討論:圃場抵抗性遺伝子をより持続的に利用するために

16時15分~17時00分

閉会挨拶

17時00分

参加費

無料

参集範囲

行政・普及指導機関、大学、公設研究機関、農研機構等

参加申込み

  • 事前の参加申込み(定員150名)をお願い致します。
  • 申込み締切:平成25年10月31日(木曜日) なお、定員に達し次第、締め切らせていただきます。
  • 参加を希望される方は、別紙の参加申込み書に必要事項をご記入のうえ、下記の開催事務局までEメールもしくはファックスでお送りください。

連絡先(開催事務局)

農研機構東北農業研究センター 産学官連携支援センター
Tel/Fax:019-643-3460、E-mail:sangaku@ml.affrc.go.jp
※メールでお申込の際は、上記アドレスの"*"を"@"に置き換えご送信ください。

法人番号 7050005005207